空自F-35 ステルス犠牲に野獣と化す!? 武装マシマシにする取扱い注意なパイロンを実見

ステルス機だからこその専用設計

 ゆえに、兵器の搭載箇所がウエポンベイしかなかった従来のステルス戦闘機と比べると、F-35は任務対応能力の幅が広く、運用もフレキシブルに切り替えられるということを意味しています。

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三沢基地航空祭で展示された機外搭載用のパイロン「SUU-96/A」とミサイル用レールランチャーの「LAU-151」。上部の台形の形をしたのが「SUU-96/A」、その下に付いている長い部分が「LAU-151」(布留川 司撮影)。

 戦闘機が武装品を搭載できる場所は「ハードポイント」と呼ばれており、F-35Aの場合は主翼下に左右でそれぞれ3か所あります。冒頭に記した「SUU-96/A」と「LAU-151」を組み合わせたパイロンは、3か所のうち最も外側に取り付けられるもので、搭載できるのは空対空ミサイルのみです。

「SUU-96/A」は主翼下面に垂直で設置しますが、その先の「LAU-151」は機体外側に角度を付けて取り付けられています。これはミサイルを発射したときに、その火炎が翼や隣のパイロンの兵器に影響を与えないための措置だとか。

 これらパイロンはF-35専用設計のため、通常の戦闘機用パイロンとは外見が大きく異なっている点が特徴といえるでしょう。通常のパイロンは“取付け金具”といった感じで、一種メカニカルな雰囲気を持っていますが、「SUU-96/A」と「LAU-151」はF-35Aと同じグレー単色になっており、側面の突起部分は菱形で角度を揃えてデザインされています。これは母機であるF-35と同じ様にステルス性を考慮した結果です。

 三沢基地航空祭で説明のために傍らに立っていた隊員によると、「このパイロン、機体に搭載しているとよくわかると思いますが、ランチャーの角度がF-35のインテーク(空気取り入れ口)や垂直尾翼の角度と同じになっています」とのことでした。

 F-35に限らず、ステルス機は機体各部の角度が同じになるようにデザインされています。F-35を正面から見るとインテークや機体断面、垂直尾翼の傾きが同じ、上から見ると主翼と水平尾翼の前後の角度が揃えられています。

【写真】パイロン使って爆弾マシマシなF-35Aの姿ほか

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コメント

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3件のコメント

  1. 敵軍レ○プ!野獣と化した先輩!

    • いいゾーこれ

  2. >機体の突起部分の角度を揃えることで反射波を別方向に反らすための措置だと言われています。

    逆じゃね? ×・・・反射波を別方向に反らす  ○・・・反射波を単一方向に限定する   だと思う。