空自F-35 ステルス犠牲に野獣と化す!? 武装マシマシにする取扱い注意なパイロンを実見
取り付けの際は皮手袋を着用
ほかにも、よく見ると着陸脚の部分や機体側面にあるパネル開口部の蓋なども、角度が揃えられた多角形に成形されているのがわかります。これはレーダー波が機体に照射されたとき、機体の突起部分の角度を揃えることで反射波を別方向に反らすための措置だと言われています。そのルールに則り、「SUU-96/A」や「LAU-151」も角度が付いた形状をしているのです。
また、パイロン自体がステルス仕様であるため、取り扱いは通常のパイロンよりも慎重になるとのこと。表面に傷などを付けると、そこがレーダー波を反射する源になってしまう可能性があることから、取り扱い時には革手袋を着用すると教えてくれました。ちなみに、F-35はアメリカで開発された装備のため、マニュアル類は全て英語だそうです。
機密とハイテクの塊ともいえるF-35A「ライトニングII」。その性能や能力についてはいまだに軍事機密として公開されていませんが、機械である以上は外見からわかる部分も多いといえるでしょう。今回のパイロンのように、実物を見ることでステルス性の一端を実感できることもあります。
もし、航空祭などで実物の戦闘機を見る機会があったら、なぜそのようなデザイン、アウトラインになったのか、技術的な側面からあれこれ考察してみるのもいいかもしれません。
【了】
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info
敵軍レ○プ!野獣と化した先輩!
いいゾーこれ
>機体の突起部分の角度を揃えることで反射波を別方向に反らすための措置だと言われています。
逆じゃね? ×・・・反射波を別方向に反らす ○・・・反射波を単一方向に限定する だと思う。