元ブルトレ“第三の人生”準備中 寝台特急「なは」デュエット個室寝台車は何がいい?

かつて京阪神~九州間を結んでいた寝台特急「なは」。今はB個室寝台「デュエット」が観音寺市で保存され、列車ホテルになるべく修繕を受けています。現役時代はどのような寝台車だったのでしょうか。

引退後、鹿児島→香川へ

 乗車時の感想としては、座席の背もたれとしても使えるクッションがあったり、個室内に絵が飾られていたりなど、インテリアまでもがお洒落な印象でした。

 しかし「レガートシート」「デュエット」を連結しても、時代の流れの中で寝台特急の利用減少は止まらず、「なは」は2005(平成17)年より運行区間を京都~熊本間に短縮した上で、長崎行き寝台特急「あかつき」と併結します。

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2人用B個室寝台「デュエット」(安藤昌季撮影)。

 この時は「あかつき」と合わせてA個室寝台車1両、1人用個室寝台車1両、1人/2人用個室寝台車1両、2人用個室寝台車1両、4人用簡易個室寝台車1両、「レガートシート」1両という豪華編成でしたが、2008(平成20)年に列車が廃止されました。

「デュエット」で使われていたオハネフ25形2209号車は、鹿児島県の阿久根駅で宿泊施設として使われていましたが、すでに廃業。現在はクラウドファンディングで集められた資金を活用し、香川県観音寺市の雲辺寺ロープウェイ山麓駅駐車場に移設され、宿泊施設「オハネフの宿」として開業すべく、車体や室内の修理を行っています。開業したら、在りし日のブルートレイン「なは」を体験できる施設になりそうです。

【了】

【写真】2022年現在の「なは デュエット」

【鉄道特集】往年の名車、活躍中のエース どんな車両? 国鉄時代の思い出も

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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