護衛艦はスーパー銭湯並み?「隊員用風呂」に一般人も大喜び 艦長だけはさらに特別って?
災害時にも隊員用風呂は大活躍!
自衛艦の隊員用浴室は災害時にも役立てられており、2018年7月、西日本豪雨で呉市に大規模な断水が発生した際はヘリコプター搭載護衛艦「かが」、護衛艦「いなづま」などの艦艇内の浴場が市民に無料開放されました。なかでも「かが」には、スーパー銭湯や温泉を思わせる立派なのれんも掲げられたそうで、大盛況だったといいます。
艦内の隊員風呂を開放するほかにも、海上自衛隊では被災地から要請を受け、迅速に入浴支援を行えるように、緊急展開型入浴セットという装備も備えています。これは2011年3月に発生した東日本大震災を始めとして、2016年4月に発生した熊本地震や2019年10月に発生した令和元年東日本台風被害などにも派遣されています。海上自衛隊では、このセットを迅速に展開できるよう、年に1回定期訓練も行っています。
ちなみに、基本的に護衛艦の艦長室には専用の風呂とトイレがついています。大きな艦船になると副艦長にも個室が用意されるそうですが、そこには風呂、トイレがつかないそうです。
【了】
Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
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