新横浜 博多 宇都宮… 新線開業のウラで値上げラッシュ どうなる2023年の鉄道

延期を繰り返した新規鉄道路線が、奇しくも3つの地域で同年に開業を迎えます。人流にどう影響を与えるか注目です。一方で多くの鉄道会社が運賃を値上げ。サービス維持にはやむを得ませんが、選ばれる鉄道であり続ける工夫も求められます。

運賃値上げラッシュが来る!

 しかし明るいニュースだけではありません。今年はJR・大手私鉄のほとんどが運賃を値上げします。ただ今回行われる値上げは3種類あり、ひとつは上限運賃の変更を伴う運賃改定、もうひとつは既存の上限運賃の範囲内での運賃改定、そして新たに導入されたバリアフリー料金制度の導入です。

 上限運賃を変更するのは、大手私鉄では東急電鉄、近畿日本鉄道、南海電鉄(申請中)の3社で、全体の改定率は東急が12.9%、近鉄が17%です。東急は3月18日、近鉄は4月1日に実施され、南海は10月1日を予定しています。

 一方、上限運賃の範囲内で値上げするのはJR西日本です。同社は京阪神エリアで上限運賃よりも安い特定区間運賃を設定していますが、4月1日から315区間中99区間(65区間は6か月通勤定期運賃のみ変更)で見直します。

 これらに対してバリアフリー料金は、どの利用でも一律10円を上乗せする制度です。現時点で導入を申請しているのは、JRが東日本、西日本、東海の3社、関東大手私鉄は東京メトロ、東武鉄道、西武鉄道、小田急電鉄、相模鉄道の5社、関西大手私鉄は阪急電鉄、阪神電鉄、京阪電鉄の3社、そのほか私鉄では大阪メトロ、神戸電鉄、山陽電鉄なども導入します。

 関西各社は4月1日に改定と発表済みですが、関東各社は3月としか明かしていない事業者がほとんどです。小田急電鉄だけが昨年末に3月18日実施と発表しており、各社はダイヤ改正とあわせて一斉に実施すると考えるのが自然でしょう。このほか、今年秋ごろの導入を検討中の事業者として、報道では京急電鉄や京王電鉄などの名前が挙がっており、更なる広がりを見せそうです。

【写真】開業前、宇都宮LRTを走る“ベンツ”

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