ギュイーン!! 戦闘機が急上昇する“意味”知ってる? F-15&Su-30 上がり方にもお国柄が出る!?

航空祭や映画などで目にする戦闘機の離陸直後の急上昇。「ハイレート・クライム」や「ハイアングル・テイクオフ」と呼ばれる飛び方にも、実は戦術的な意味が含まれているとアメリカ軍のパイロットが語ってくれました。

似ているようで違う「ハイレート・クライム」と「ハイアングル・テイクオフ」

 戦闘機が離陸するとき、カッコいい機体のフォルムとエンジンから発せられる轟音によって、その姿に目を奪われる人は多いでしょう。しかし、色々な機体を見比べると、離陸の様子に違いがあるのがわかります。

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ハイレート・クライムで離陸するため、滑走路上で加速するアメリカ空軍のF-15「イーグル」(布留川 司撮影)。

 戦闘機の離陸方法の中で、その見た目からもっとも有名なのがハイレート・クライム(ズーム・クライムとも)ではないでしょうか。これは離陸滑走で機体が地面から浮かび上がった後も水平飛行を維持して加速(増速)、その速度を利用して今度は一気にロケットの様な急上昇を行う離陸方法です。

 もうひとつ有名なのが「ハイアングル・テイクオフ」。こちらはハイレート・クライムと同様に急角度で上昇していきますが、機体の速度は比較的ゆっくりなのが特徴です。ハイアングル(急角度)という名前の通り、その機体の性能で上昇が続けられる最大角度での離陸となります。

 これら2種類の離陸方法は見た目が派手なことから、各地の航空祭などで航空自衛隊の航空機も飛行展示の際に頻繁に行っており、パイロットではない一般の人々のあいだでも比較的その名称が知られています。

 ただ実際には、カッコよさだけでなく、それぞれに“意味” があるのです。筆者(布留川 司:ルポライター・カメラマン)は、2022年にオーストラリアのダーウィンで行われた多国間共同訓練「ピッチ・ブラック2022」を取材した際、その訓練に参加していたアメリカ空軍のF-15C「イーグル」戦闘機のパイロットに直接、聞きました。

【写真】多国間訓練「ピッチ・ブラック2022」で飛ぶ航空自衛隊のF-2戦闘機ほか

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