【空から撮った鉄道】開業直前のライトレールを上から見ると? 初の宇都宮、JR側と東武側で異なる街並み
鉄道を本格的に空撮し始めてから約15年。全国規模で撮っていますが、まだまだ訪れたことのない地域は多いです。北関東はなかなか縁がなく、このたび初めて宇都宮市内を空撮しました。開業直前の宇都宮ライトレールの姿もあります。
この記事の目次
・北宇都宮駐屯地に注意
・2つの宇都宮駅 異なる周辺の様相
・ライトレールを一足早く空撮
【画像枚数】全12点
北宇都宮駐屯地に注意
2023年の初夏、都内から北関東へ向かいました。関東平野はどこまでも広く、延々と飛行していくかのよう。目指す宇都宮はその北限の都市。今回はいくつかの撮影を織り交ぜて向かいました。時間的制約があるなかで、初めての宇都宮なので、上空から概要だけでも押さえておきたいと考えていました。
宇都宮市内の撮影では気をつけないといけない点もあります。市内南側に位置する陸上自衛隊北宇都宮駐屯地の存在です。
北宇都宮駐屯地ではヘリコプターの部隊があり、平日は訓練に勤しんでいます。管制圏もあるので、事前にこちらがどの場所を撮影するか申請して当日調整という、一般的な管制圏内撮影の流れでいきます。特に午前中は訓練飛行をしていることが多いらしく、時間帯が重なってしまったらこちらが圏外で待たねばなりません。幸いにも訓練機がおらず、予定通り撮影が進みました。
まずは、ちょうどやってきた東北新幹線です。北宇都宮駐屯地の至近距離に東北新幹線の高架橋があります。そういえば、基地と新幹線が近接するところは少ないなと思います。そもそも基地に近接した撮影は、先述の通り管制圏内の撮影申請が必要なので、その地点が必須でなければ避けます。よって、あまり撮っていません。ちなみに厚木基地は東海道新幹線が近いですが、近接するほどではありません。
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Writer: 吉永陽一(写真作家)
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。
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