「全オスプレイ飛行禁止」へ 米国防総省が発表 根本原因は不明も「疑わしい要因」とは?
派生機も含め全ての飛行を停止。
資材に欠陥の可能性も?
アメリカ国防総省は2023年12月7日、空軍、海軍、海兵隊の保有する全てのV-22「オスプレイ」の飛行を停止すると発表しました。
同件は日本で11月29日に岩国基地を離陸したアメリカ空軍の「オスプレイ」が鹿児島県沖で墜落し、乗組員8名全員が死亡した事故を受けてのものです。なお、日本の陸上自衛隊は既に全機の飛行を停止しています。
「オスプレイ」に各軍に微妙な仕様の違いがあり、今回はアメリカ空軍向けのCV-22が墜落しました。この機体と海兵隊のMV-22、海軍のCMV-22は一部使用される部品が異なりますが、今回の事故ではそれら全機種を飛行停止とする措置を取っています。
海軍及び海兵隊が運用する航空機、兵器のサポートを行っている海軍航空システム・コマンド(NAVAIR)ではプレスリリースで、「予備調査情報では、資材の欠陥が事故の原因となった可能性があることを示している」とヒューマンエラーではない可能性が高いことを示唆しつつも、「現時点では欠陥の根本的な原因は不明」と述べています。
また、日本国内の報道では、「空中で火を噴いた」との目撃者の話も報じられています。
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