ドイツから「過去最大規模の軽攻撃ヘリ発注」へ!? 原型をカワサキが共同開発した「H145M」
結構見た目地味?
問題の多い「タイガー」の代替機
エアバス・ヘリコプターズは2023年12月14日、H145多目的ヘリコプターの軽攻撃ヘリタイプであるH145Mの最大82機を製造する契約をドイツ政府と結びました。
最大82機(確定受注62機)という規模の契約は、同機にとっては最大規模となります。完成したH145Mは、ドイツ軍の「タイガー」攻撃ヘリコプターの暫定的な後継機となります。
「タイガー」攻撃ヘリコプターに関しては、前々から故障が頻発し、飛行時間当たりのメンテナンスに高額な費用がかかることが指摘されていました。そのため、改修費用とそれにかかる拘束時間のリスクを考え、ドイツでは2038年までに全機を退役させると2023年5月10日に表明しており、年内にH145Mの調達予算を国会で通すとしていました。
H145Mの原型であるH145は、日本の川崎重工業とヨーロッパのMBB社(現エアバス・ヘリコプターズ)が共同開発した中型の双発ヘリコプターで、救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送など多用途に用いられています。
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