英海軍 ベネズエラとの緊張高まるガイアナに“大きな艦艇”を派遣「英国連邦加盟国を支援」

ガイアナは旧英国領。

12月末にはガイアナに到着予定

 イギリス国防省は2023年12月24日、12月末頃にガイアナに艦艇を派遣する予定であることを発表しました。

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リバー級哨戒艦「トレント」(画像:イギリス国防省)。

 派遣される艦艇は、カリブ諸島のバルバドスに12月19日到着したリバー級哨戒艦の「トレント」で、クリスマス後にガイアナに向かい、同地で共同演習に参加するとのことです。

 ガイアナは隣国ベネズエラのマドゥロ政権は、ガイアナの国土の7割を占める「エセキボ地域」の“奪還”に向けて機運を高めています。12月3日には国民投票を通じ正式に同地域を自国領であると主張することを決めたため、緊張状態が続いています。

 ベネズエラは元々エセキボ地域がスペイン植民地時代には自国の領土の一部だったと主張しており、ガイアナでの石油発見により、その問題が再燃した形です。

 ガイアナは旧イギリス領であり、現在もイギリス連邦加盟国のひとつということで、同国を支援する目的で、艦艇を派遣します。

 イギリスの国営放送であるBBCによると、同艦は到着次第、ガイアナの首都であるジョージタウンに停泊するようです。ガイアナ軍は巡視艇程度の大きさの船しか保有しておらず、哨戒艦とはいえ「トレント」は同国にとってはかなり大きな艦艇となります。

【了】

【なに、オーブン壊れた!? 】これが、「トレント」で行われた真夏のクリスマスパーティーです(写真)

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