「車両が宙に浮いてるぞ…!」客を乗せたまま!? 昔ながらの寝台列車が激レア体験づくめだった件

日本と異なり、まだまだ国際的な寝台列車が走っているヨーロッパ。なかでも東欧は、旧ソ連製の列車に乗れます。今回、国際レーサーの筆者が “ウクライナのお隣” まで寝台列車に乗り、激レア体験までしてきました。

西と東で異なるヨーロッパの国際列車事情

 日本では、いまや定期便の寝台列車は、東京~高松・出雲市間を結ぶ「サンライズ瀬戸・出雲」のみで、もはや機関車が客車を引いて走る寝台特急の姿は遠い昔の話となってしまいました。しかし、ヨーロッパに目を転じると、寝台列車は比較的安価で移動できる交通手段として健在であり、しかも陸続きの国どうしでは国境を跨ぐ国際列車として、いまだに運行されています。

 ひと昔前では、ヨーロッパも国ごとにパスポートコントロールが存在したため、その都度パスポートを提示し、入国のハンコを押してもらわなければならなかったのですが、今はEU(ヨーロッパ連合)ができ、さらに「シェンゲン協定」が締結されたことにより、加盟国間では国境検査なしで出入国が可能に。おかげで、ほぼ国内旅行のように加盟国間を行き来することができます。

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今回、筆者が乗った寝台客車。旧ソ連製のものと思われる(2023年、大久保 光撮影)。

 西ヨーロッパに限っては近年、フランスのTGVを始めとした高速列車も普及しているため、寝台列車自体も珍しいものとなってきているのが現状です。

 しかし、東ヨーロッパ方面は、EU加盟国であってもこのシェンゲン協定に参加していない国や、そもそもEUに加盟していない国、まだ高速列車の導入が遅れている国などが複数存在するため、いまだに客車を引いた列車が多数行き交っているほか、国境を越える際にパスポートコントロールが存在するなど、いわゆる日本人がイメージする国際列車というものが存在します。

 筆者(大久保 光:レーシングライダー)は、このたび東ヨーロッパ域内を移動する際に国際夜行列車に乗ってみました。じつは、日本だけでなく西ヨーロッパなどでも行われることのない激レア作業などを間近で見ることができたので、その様子をお伝えします。

【マジ!?】これが「客を乗せたまま“宙に浮く”」寝台特急です!(写真)

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