「車両が宙に浮いてるぞ…!」客を乗せたまま!? 昔ながらの寝台列車が激レア体験づくめだった件

東ヨーロッパを疾走する旧ソ連製の寝台特急

 今回、乗車したのはルーマニアの首都ブカレストを起点に、モルドバの首都キシナウまで行く国際夜行列車です。この路線は、上下とも毎日定期的に運行しています。ちなみに、日本のパスポートであれば、両国とも90日以内ならビザなしで入国できるので、比較的日本人にも乗りやすい国際列車といえるでしょう。

 客車は比較的短い5両+2両の7両編成で、そのうち5両が寝台車で終点のキシナウまで向かいます。なお、残りの2両は普通の座席列車で、ルーマニア国内のヤシ止まりです。

 寝台車はモルドバのものが使用されているため、旧ソ連の車両である一方、普通座席の客車はルーマニアのものであることから、車両の大きさが違うのも特徴的です。ソ連製の客車の方が、ルーマニアのものと比べて一回り大きくなっています。これは両国で線路の幅が違うことにも起因しているようです。

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ルーマニア(右)とモルドバ(左)の客車の違い。大きさが異なるのがわかる(2023年、大久保 光撮影)。

 始発駅のブカレスト中央駅から列車に乗り込みます。切符はモルドバ鉄道のホームページもしくは現地の切符売り場の窓口から購入することができます。なお、車内販売などはないので、事前に駅ナカの売店で翌日の朝ごはんや、小腹が空いたときに口に入れる食料品などを買っておくと良いでしょう。

 19時20分、定時通りにブカレスト中央駅を出発します。寝台車は2人部屋と4人部屋の2種類あります。日本で走っていた寝台列車のようにカーテンで区切られているわけではなく、1部屋に2つのベッドがあるか、もしくは4つのベッドがあるかの違いなので、見知らぬ人と同室になることもしばしば。そこも列車の旅の醍醐味と言えるかもしれません。

 ブカレストからヤシまでのルーマニア区間は電化されているので、電気機関車に引っ張られて進んでいきます。冬だと、出発の頃には日が落ちて真っ暗な中をひたすら走り抜ける感覚ですが、夏場ですと日が長いためルーマニアの荒野の車窓を楽しむことができます。

【マジ!?】これが「客を乗せたまま“宙に浮く”」寝台特急です!(写真)

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