「車両が宙に浮いてるぞ…!」客を乗せたまま!? 昔ながらの寝台列車が激レア体験づくめだった件

ルーマニアとは景色も一変 でも、それがイイ?

 台車交換とパスポートチェックを終えると、列車は再び動き出しますが、ほどなくしてウンゲニ駅に停車します。ここで少しばかり停車したのち、列車はゆっくりとした速度で走り出します。お世辞にもモルドバの線路は整備されているとは言い難いため、列車もそこまでスピードを出すことなく、ゆっくりとしたペースで進んでいきます。

 ただ、ウンゲニから終点のキシナウまではノンストップで走ります。非電化区間の単線ゆえに、ローカル線のような雰囲気とモルドバの荒野、そして地平線から顔を出す朝日といった車窓を楽しむことができます。

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モルドバ国内を走る様子。単線な鉄路と荒野が広がっている(2023年、大久保 光撮影)。

 午前8時30分頃、筆者が乗る列車は定刻より少し遅れたもののキシナウ駅に無事、到着しました。合計で約11時間の寝台列車での旅となりましたが、日本では経験のできない鉄路での国境越え、そして台車交換と面白い体験をすることができました。

 11時間の列車旅と聞くと気後れするかもしれませんが、飽きることがないので、とても有意義なものになること間違いなしでしょう。前述したとおり、ルーマニアとモルドバの両国は90日以内ならビザが必要ないので、他の路線よりも比較的乗りやすいと思います。時間のある方はぜひ、チャレンジしてみてください。

【了】

【マジ!?】これが「客を乗せたまま“宙に浮く”」寝台特急です!(写真)

Writer: 大久保 光(レーシングライダー)

1993年8月11日、東京出身。レーシングライダーとして世界各国で活躍中。2010年全日本チャンピオン、2012年アジアチャンピオン。幼い頃にプレイしたエースコンバット2の影響で戦闘機好きになりレースの合間に各国の博物館を巡るのが趣味の一部となっている。

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