ロシア軍機が「領空侵犯」200年中立だった北欧国に“NATO加盟後初めて”飛来した機体とは?

2022年以来の領空侵犯。

Su-24の偵察型が領空侵犯か?

 スウェーデン国防軍は2024年6月15日、ゴットランド島東の領空を侵犯したロシア空軍機を迎撃したと発表しました。

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離陸するスウェーデン軍の「グリペン」(画像:ドイツ空軍)。

 侵入したロシア軍機はSu-24戦闘爆撃機だったようで、侵入に際しスウェーデン空軍は無線警告を発しましたが、反応がなくそのまま領空侵犯を続けたため、「グリペン」戦闘機2機をスクランブル発進させ迎撃したとのことです。

 発進した「グリペン」の誘導に侵犯機は従ったようですが、ロシアが領空侵犯を行ったことに関して、ヨナス・ウィクマン空軍司令官は「ロシアの行為は容認できず、我が国の領土保全に対する敬意の欠如を示している」と遺憾の意を示しました。

 なお、今回の領空侵犯は2022年以来でスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)に加盟してからは初めてとなります。また、領空侵犯したSu-24の機体番号は赤字で「54」と書かれていますが、同機は6月1日にバルト海でドイツ空軍も目撃しており、広範囲のマッピング機能を持つ偵察型のSu-24MRとみられています。

【了】

※一部修正しました(6月24日15時58分)。

【赤いアイツだ!】これが、北欧で目撃が相次ぐ領空侵犯機です(写真)

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