やっと…!超渋滞の「名神 一宮JCT」片側3車線化で解決なるか 実は苦肉の策「いずれ元に戻す」!?

本当に渋滞が緩和される日は……利用者はわかってる?

 NEXCO中日本は過去にも、東名の音羽蒲郡IC-豊田JCT間で車線幅を変えずに3車線運用を行い、対策前と比較して渋滞回数が約9割減った実績があります。そのため今回の名神でも「大幅な渋滞緩和が期待される」と自信を見せます。

 その後、新東名が開通し、東名の同区間が渋滞しなくなると、3車線運用は2車線に戻され、80km/hに下げた最高速度も100km/hに復帰しました。

 今回の名神についても応急的な措置であり、周辺ネットワークの整備状況を踏まえ、「元の2車線に戻す可能性もある」としています。

 では、その時はいつでしょうか。

 SNSでは、名古屋高速一宮線から北へ、東海北陸道の一宮木曽川ICを直接的に結ぶ「名岐道路」、東海北陸道を一宮JCTから南へ延伸させ伊勢湾岸道へつなぐ「一宮西港道路」、この2路線への言及が多く見られます。

 名神の一宮IC-一宮JCT間は、前後区間と比較して交通量が1日2万台以上も多くなっています。というのも、名古屋都心部から名古屋高速を走り、一宮ICから名神を1区間走って、一宮JCTで東海道北陸道へ向かうという、一般道でいうところのクランク状の流れがあるためです。このクランクの2辺が延伸され“H”形になってこそ「完璧」といった意見が見られます。

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国道22号。高架の「名岐道路」が計画されている(乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみに、今回のような路肩を削った特例的な片側3車線運用を行って渋滞を緩和させた路線に、名神よりも古い時代に開通した千葉の京葉道路があります。京葉道路の場合は2車線に戻すことは想定されておらず、路肩の狭い現在の姿が“本設”です。

【了】

【鬼の渋滞緩和へ!】一宮JCT付近「片側3車線化」の概要(地図/画像)

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