「原型をカワサキも共同開発」多目的ヘリ ドイツ軍向け一号機が初飛行“攻撃ヘリ全廃”に一歩近づく

コスパ高い攻撃ヘリはいらない?

攻撃ヘリの代わりとなる民間機ベースのヘリ

 エアバスヘリコプターズは2024年9月27日、ドイツ軍から大量発注を受けたH145Mの最初の1機が同社工場で初飛行を行ったと発表しました。

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今回エアバスの工場で初飛行を行ったドイツ軍向けH145M(画像:エアバスヘリコプターズ)。

 ドイツ政府は2023年12月14日、H145多目的ヘリコプターの軽攻撃ヘリタイプであるH145Mを62機(追加で最大82機になる可能性あり)を購入する契約を結んでおり、今回飛行の機体は同契約により製造された1号機となります。

 H145Mの購入数としては過去最大規模となる契約をドイツがエアバスと結んだ背景には、ドイツ軍の「タイガー」攻撃ヘリコプターの暫定的な後継機と目されていることが関係しています。

 ドイツ軍の「タイガー」攻撃ヘリは前々から故障が頻発し稼働率の低さが指摘されており、修理費用とそれにかかる拘束時間のリスクを考え、2023年5月13日にドイツ政府は「タイガー」攻撃ヘリを2038年までに全廃し、対戦車ミサイルを搭載したH145Mに置き換えると発表しました。この方針により、ドイツ軍で純粋な攻撃ヘリは、今のままでいけば2038年頃には姿を消すことが確定しています。

 H145Mの原型であるH145は、日本の川崎重工業とヨーロッパのMBB社(現エアバス・ヘリコプターズ)が共同開発した中型の双発ヘリコプターで、救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送など多用途に用いられています。

 H145Mではさらに役割が拡張され、ミッションパックを搭載することにより対地ミサイルやロケット弾、機体の防衛システムなどを装備することが可能で、対地攻撃や特殊作戦など包括的なミッションに対応することができます。

【あ、対地装備が!】これが“攻撃ヘリ化”したエアバスH145Mです(写真)

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