まだまだ走る?「国鉄最後の特急気動車」のいま 主力の座はすぐ奪われたが…38年現役のワケ

国鉄分割民営化を目前とした1986年、国鉄最後の特急形気動車としてキハ183系500・1500番台とキハ185系が製造されました。キハ183系はすでに引退していますが、キハ185系は特急や観光列車で活躍中。38年間を振り返ってみます。

四国のキハ185系はどうなった?

 JR九州のキハ185系は2004(平成16)年より、特急「九州横断特急」「くまがわ」用として、木材を多用した内装にリニューアルされ、外装もフォグランプ追加や塗装変更を受けます。さらに、2008(平成20)年より機関換装も受けて低公害となり、加速性能も向上しました。

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JR九州の観光特急「A列車で行こう」へ改造されたキハ185系(安藤昌季撮影)。

 そして2011(平成23)年より、観光特急「A列車で行こう」用として2両が改造されます。カウンターバーやセミコンパートメントの設置が行われ、オリジナルカクテルが楽しめる観光列車として、今日まで人気です。

 一方、JR四国のキハ185系はキロハ186形の普通席がリクライニングシートに換装され、特急「うずしお」で活躍。1996(平成8)年より、徳島線、牟岐線の特急用としても抜擢されました。

 しかし「うずしお」にN2000系気動車が投入されたことから、1998(平成10)年より10両が普通列車用仕様への改装を受けます。塗装変更やリクライニングの固定化、背面テーブル、灰皿の撤去、座席カバーのビニール化が行われ、3000・3100番台となりました。

 この中の2両は特急「むろと」増発時に、特急仕様へ戻されますが、8000系電車の座席と交換されたためにフットレストと中間ひじ掛けが付いたリクライニングシートとなり、ややグレードが高くなっています。1999(平成11)年には、キロハ186形2両がジョイフルトレイン「四国アイランドエクスプレスII」として、1+2列リクライニングシート(座席間隔128cm)10列、カラオケなどを備えた豪華仕様となりますが、後述する「ものがたり列車」の種車となり、2021年に運用を終えています。

【写真】超豪華なキハ185系の車内 なんと「1両まるまる」個室です!

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