ローカル線が延伸で「こんなに変わるのを見せたい」ひたちなか海浜鉄道の社長へ延伸計画の詳細を聞いた! 2029年めざす
延伸ルートはどうなる?
会の趣旨は、終点の阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園方面へ延伸して、新駅を複数新設するもので、ひたちなか海浜鉄道や沿線自治体の長も交えて会合を重ねつつ、5年以上に渡って延伸計画が具体化していきました。
ルートは阿字ヶ浦駅の行き止まり部分から北へと延伸したのち、国営ひたち海浜公園の南側にあたる県道247号(常陸海浜公園線)に沿って西へと進みます。自動車安全運転センターの脇を通り、ひたちなか道路ひたち海浜公園ICをクロスしながら、大型商業施設付近で終点となるもので、営業キロは約3.1km、2つの新駅が計画されました。
延伸計画は順調に進み、事業許可申請は2020年に行ったとのこと。事業費は約78億円、開業時期は2024年度の予定でしたが、コロナ禍による観光需要低迷や建設費の増加を受け、ひたちなか海浜鉄道では国への工事許可申請を延期しながら、計画の見直しを図ってきました。
その結果、工事区間を2期に分け、まずは阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園南側の南口ゲート付近までの1.4kmを第一期線、大型商業施設付近までの残り1.7kmを第二期線として、工事は2段階で進めます。
ひたちなか海浜鉄道は2023年に再度、延伸工事許可申請を国へ提出し、工事許可が下りれば着工となり、早ければ5年後の第一期線開業を目指します。延伸事業許可申請の開業予定時期からかなりずれ込みましたが、いよいよ延伸が具体的に進むことになります。
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