ローカル線が延伸で「こんなに変わるのを見せたい」ひたちなか海浜鉄道の社長へ延伸計画の詳細を聞いた! 2029年めざす

ひたちなか海浜鉄道には、終点の阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園方面へ延伸する計画があります。全国的に鉄道網が衰退する現状で、第三セクター鉄道が大きな投資をしてまで延伸に踏み切った理由を、同社の吉田千秋社長へ伺いました。

延伸ルートはどうなる?

 会の趣旨は、終点の阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園方面へ延伸して、新駅を複数新設するもので、ひたちなか海浜鉄道や沿線自治体の長も交えて会合を重ねつつ、5年以上に渡って延伸計画が具体化していきました。

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阿字ヶ浦駅へ停車中の車内から行き止まり部分を見る。車止め手前には右側へ分岐するポイントがあったもののすでに撤去済み。延伸時には背後の木々も含めて、車止め周辺は激変するだろう(2024年9月、吉永陽一撮影)。

 ルートは阿字ヶ浦駅の行き止まり部分から北へと延伸したのち、国営ひたち海浜公園の南側にあたる県道247号(常陸海浜公園線)に沿って西へと進みます。自動車安全運転センターの脇を通り、ひたちなか道路ひたち海浜公園ICをクロスしながら、大型商業施設付近で終点となるもので、営業キロは約3.1km、2つの新駅が計画されました。

 延伸計画は順調に進み、事業許可申請は2020年に行ったとのこと。事業費は約78億円、開業時期は2024年度の予定でしたが、コロナ禍による観光需要低迷や建設費の増加を受け、ひたちなか海浜鉄道では国への工事許可申請を延期しながら、計画の見直しを図ってきました。

 その結果、工事区間を2期に分け、まずは阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園南側の南口ゲート付近までの1.4kmを第一期線、大型商業施設付近までの残り1.7kmを第二期線として、工事は2段階で進めます。

 ひたちなか海浜鉄道は2023年に再度、延伸工事許可申請を国へ提出し、工事許可が下りれば着工となり、早ければ5年後の第一期線開業を目指します。延伸事業許可申請の開業予定時期からかなりずれ込みましたが、いよいよ延伸が具体的に進むことになります。

【空撮】これが延伸ルートです

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