「“暗い色”増えたなぁ…」 自動車カラーのトレンドが一気に“地味化”へ!? “とにかく明るい色”から一転のワケ

自動車塗料メーカーのBASFが、最新の自動車カラートレンドを発表。かなり明るいパステルカラーのサンプルが目立った昨年から一転、暗い色があきらかに増えました。もちろん、世相を反映しているのです。

「EVからハイブリッドに逆戻り」の世相

 昨年は、「これが本当にクルマの色になるの?」と思えるほど、見慣れない明るい中間色のサンプルが強く打ちだされていましたが、今年は対称的に、白・黒・グレーといった基本色の新たな提案といえるようなものが目立ちました。

 ただ、光の当たり方で、全く別の色に見えるようなカラーサンプルが多いのは昨年と同様で、塗料技術の進歩を感じられるものでした。

「パステルカラーは依然として重要な色域です。でも、その傾向は必ずしも続きません。先が見えない時代になってきました。シルバーなど“やっぱり安心できる”基本色に回帰していく動きもあると考えています」(松原さん)

 加えて「多くの自動車メーカーが今年になってEVからハイブリッドに回帰していきましたよね」とも。

 つまり、世界的に保守的なムードが覆いつつあるのだそうです。

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EMEA地域のキーカラー「HARBINGER’S INK」を説明する松原さん。ブラックの新たな提案だ(乗りものニュース編集部撮影)。

 EVを選ぶ人は「新しいものをチャレンジしたい」という人で、それは色も同じ。しかし、「もっと長く使いたいという動きもある」といいます。BASFとしても“攻めた色”だけでなく、白・黒・グレーといった基本色の表現を拡げていく構えだそうです。

 ちなみにパステルカラーは、特に中国で人気だそう。日本でパステルカラーといえば軽自動車や小型車に使われる傾向ですが、中国では日本円で600万円クラスのSUVで展開されるのだとか。

 他にも、たとえばイタリアのフィアット「500」のEV版「500e」など、伝統的な車種に新しさを表現する手法としてもパステルカラーが使われているそうです。

【了】

【1年でこんな変わるの!?】一気に“地味化”した自動車カラートレンド(写真)

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