世界初「バイク+クルマの同時開発」結果は惨敗! ノロくてオモチャっぽい“おまけバイク”モトコンポが、それでも世界を虜にしたワケ

「バイク+クルマの同時開発」という世界初のコンセプトでデビューしたホンダ「モトコンポ」。当時は売れなかったものの、じわじわと再評価を受け、40年以上も後に遠く米国でオマージュモデルまで作られる――その過程を振り返ります。

バイクとクルマ、どっちも“伝説” もとはセットでした

 1981年、ホンダから斬新なクルマとミニバイクが同時発売されました。クルマのほうは「シティ」、バイクのほうは「モトコンポ」という同時開発のモデルです。

 

 ホンダお得意の「モンキー」「ダックス」などの「車載できるバイク」の知見を生かしたもので、新開発の「シティ」のトランクに、「モトコンポ」のハンドルを折りたたんで載せられる仕様。その斬新なコンセプトは「世界初」と謳われ、「新しいデザイン」とも相まって大いに注目を浴びました。

Large 20241119 01
「モトコンポ」を「シティ」に車載したところ。専用のバンドで固定する仕組み(画像:ホンダ)。

 当時のプレスリリースにはこんな記載があります。

「四輪に二輪を搭載して行動することにより、バイクの機能とクルマの機能が掛け算的に広がり、アウトドアライフの新しい使い勝手を創りだすことを提唱するものである。これは二輪車、四輪車を持つホンダの強みをフルに発揮した世界で初めての試みでもある」

 確かに、この「モトコンポ」+「シティ」の登場以降、世界中のメーカーを見渡しても同様の試みは見当たらず、斬新かつ挑戦的な開発であったことがうかがえます。

 また、クルマの「シティ」も70年代までの日本車のイメージとは一線を画すオシャレなデザインで、まるでヨーロッパ車。この優れたデザインも「モトコンポ」+「シティ」がいまだ多くの人の記憶の中に残るゆえんでしょう。

 ところで、「シティ」(初代)の内装もまた実にオシャレなのですが、ここで目を疑うものを発見しました。それはハンドル周り。なんと1980年に発売された「フィアット・パンダ」(初代)を代表とするフィアット社のものと極似しているではありませんか。

「フィアット・パンダ」の登場時のコンセプトは、「クルマのシートを外して、キャンプ場などでのオフタイムのシートにも併用させる」という斬新なものでした。

 これは筆者個人の憶測でしかありませんが、もしかしたら「シティ」の開発にあたって「フィアット・パンダ」のような従来にはないアイデアの投入が叫ばれ、ハンドルにはついうっかりフィアット感が出てしまったのではないかともうかがえます。

【うわ、化けて出た!?】これが「2023年の新作モトコンポ」です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス