空自「ファントムII」のカラフル名物マーク 実は「二代目」!? “幻のオジロワシ”が消えたワケ

航空自衛隊屈指の名物部隊マークといえる第302飛行隊の「オジロワシ」。デザインの秀逸さと色鮮やかさから、いまだに話題となります。ただ、そのオジロワシマークに短期間で終わった「幻のデザイン」がありました。

デッカい尾翼に、巨大マークを

 現在も第302飛行隊で使われている部隊マークは、オジロワシをもとに、頭と胴体、翼、尾、脚を図形のような形で意匠化したデザインとなっています。この図柄にはオジロワシとは別に飛行隊のナンバーが具現化されており、翼部分が「3」、尾の部分が「0」、脚の部分が「2」をそれぞれ模っています。また、前述したようにオジロワシには4色のカラーが用いられていますが、この色にも「赤:激しい情熱」、「青:豊かな知性」という意味が込められているそうです。

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編隊飛行中の第302飛行隊のF-4EJ「ファントムII」。すべての機体にオジロワシマークが描かれている(画像:航空自衛隊 第302飛行隊)。

 このようなデザインが完成した理由について山本氏に伺うと、次のように説明してくれました。

「当時、アメリカ海軍で運用しているF-4『ファントムII』には、どれもカラーのマーキングが描かれていたので、部隊マークのデザインが派手になったのもその影響でした。加えて、F-4の垂直尾翼には中央付近に編隊飛行用のライトがあるため、それを避けて大きくマークを描くには全体形状を三角にした方がよく、これがオジロワシのデザインの基準となっています。また、デザインに3、0、2の数字を図形化して入れたのには、別の飛行隊の影響があります。当時、千歳基地にはF-104『スターファイター』戦闘機を運用する第201飛行隊がいたのですが、この飛行隊のマークが201の数字を上手くデザイン化したもの(当時)であったことから、それをお手本にしました」

 こうして部隊マークのデザインが決まり、塗装のための正式な航空自衛隊の許可が出たのは1975年9月のこと。部隊発足から1年ほどの歳月がかかったそうです。

【別モノじゃん…】これが短命で終わった「幻」のオジロワシマークです(写真)

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