路線バス、LED化で安全性向上 難しかった「デイライト運動」

最近では特に高級乗用車での採用が多いLEDヘッドライト。いま路線バスでの導入が始まり、その安全性を向上させようとしています。それによって、ある運動がしやすくなるからです。

したくてもできなかった「デイライト運動」

 近年、様々な場面で見かけるLED。街中を走るクルマにもテールライトやポジションランプに多く使われているほか、特に高級車ではヘッドライトにも採用される例が見られます。

 その高級車に多いLEDヘッドライトがいま、路線バスの安全性を向上させようとしています。

Large 20150620 01
昼間点灯でも白みの強い光で存在感があるLEDヘッドライト(撮影:海老塚土史木)。

 路線バスの交通安全対策では「昼間点灯」が効果的ですが、球切れによるバルブ交換が年2〜3回必要になり、経費増加につながることから実施を断念しているバス会社も見受けらます。

 そうしたなか、世界で初めて「LEDヘッドランプ」の量産化に成功した小糸製作所は2015年3月、路線バス用角型4灯式「LEDヘッドランプユニット」(24V車専用)を発売。状況が変わりつつあります。

 小糸製作所が路線バス用に開発した「LEDヘッドランプユニット」は、従来のハロゲンランプと比べ、明るさは3倍、消費電力が4分の1で寿命は50倍。大幅に経費を削減できるとのこと(小糸製作所調べ)。

 つまり、LEDヘッドライトを導入すると低コストでデイライト運動を行えるため、経費面で難しかったバス会社でもそれを実施しやすくなり、バスの安全性向上に繋がるのです。小糸製作所は「発売から2ヶ月を経過した2015年5月の時点で全国27事業者に採用され、非常にご好評いただいている」といいます。

 また同社の「LEDヘッドランプユニット」は、路線バス専用設計とした配光の最適化により側方の視認性を改善。「路面、また夜間におけるバス停の状況が確認しやすい」「路側帯にいる歩行者の早期発見が可能」といった利点もあるといい、日中のみならず、夜間の安全性向上にも繋がっているそうです。

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. かっこいいな。

  2. 京急バスは デイライトは禁止になりましたよ

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開