ロシア軍が使う北朝鮮製の「巨大な自走砲」ガチガチ防御を強化しても撃破される! かなり強力な兵器でイランでも使用

ロシア軍も欲しがる北朝鮮製の自走砲。

2機のドローンの攻撃により撃破される

 ウクライナ軍のブラックスウィフト第103旅団の攻撃無人航空システム中隊は2025年4月13日、北朝鮮の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)で使用されている170mm自走砲「コクサン」を撃破した映像を公開しました。

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北朝鮮製の170mm自走砲「コクサン」(画像:朝鮮中央通信)

 撃破された自走砲は、北朝鮮がロシア軍に供与したものとみられます。自爆ドローンや無人機対策として金属製の網「コープケージ(とりかご)」が重要部分に取り付けられていました。

 攻撃無人航空システム中隊はこの自走砲への攻撃にFPVドローン2機を使用。1機目は、エンジンとトランスミッションの区画を狙いましたが、大きな損傷を与えられませんでした。

 2機目は、車両下の対ドローンケージの下で爆発。燃料タンクに引火して火災が発生したことで、自走砲が使えなくなるほどの損害を与えたようです。

 コクサンは北朝鮮で開発された大型自走砲で、射程は通常砲弾で約40km、ロケット補助推進弾で60kmあるといわれています。かなり大型で絶大な火力を持つ自走砲として知られています。1978年に確認されたM1978と、1989年に確認されたM1989の、ベースの車体が異なるタイプが確認されています。

 今回撃破されたコクサンは、放置された状態だったとのことで、ロシア軍の撤退支援のために使われていたようです。なお、コクサンは2025年2月に初撃破され、4月7日にも3両が撃破されたといわれています。ただ、ロシア軍が明確に保有している車両と分かる状態で、かつ、ドローン対策が施された状態で撃破されるのは今回が初のようです。

 ロシアへのコクサンの供与は、北朝鮮がロシアによるウクライナ侵攻に直接的に関わりだした2024年11月頃から行われていたとみられており、ロシア国内で目撃された映像が拡散され、それを各国メディアが報じていました。

 1970年代にはイランに20両程度が輸出されており、1980年に勃発したイラン・イラク戦争でイラク領土内の都市や油田への長距離戦略砲撃に使用されたこともあります。また、イラク軍が鹵獲して使用していたケースもあります。

【画像】精密な攻撃…、これが防御を強化した「コクサン」撃破の様子です

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