旅客機の「ロケットみたいな超スリリング離陸」、実はまだやってます!どこで? 普通とは違う驚愕の機内…でも将来”消滅”かも

北海道・札幌市内にある丘珠空港は、2025年現在、積雪のない夏季期間を中心に、1500mの長さしかない滑走路からジェット旅客機が日常的に発着します。そうしたことから同空港では、ほかでは味わえないようなスリリングな離陸を日常的に体験することができるのが特徴です。

FDAが夏季に3路線を運航

 北海道・札幌市内にある丘珠空港は、2025年現在、積雪のない夏季期間を中心に、1500mの長さしかない滑走路からジェット旅客機が日常的に発着します。この1500mはジェット旅客機が安全に離着陸を実行できる滑走路長の最低ラインとも。そうしたことから同空港では、ほかでは味わえないようなスリリングな離陸を日常的に体験することができるのが特徴です。どのようなものなのでしょうか。

Large 20250530 01
丘珠空港(乗りものニュース編集部撮影)。

 丘珠空港でジェット旅客機による定期便を運航しているのが、静岡を拠点とする航空会社、FDA(フジドリームエアラインズ)です。夏季期間の季節定期便として、丘珠空港から3地点の定期便を就航させています。なお、丘珠空港発着の定期便は、FDA便以外はターボプロップ機による運航です。

 ここでFDA便でいわば採用されている離陸方法が、航空ファンのあいだで「ロケットスタート」と呼ばれる手法です。

 通常、旅客機が十分な長さをもつ滑走路から離陸する場合は、エンジンパワーを途中まであげた状態から滑走を始め、回転数を安定させたのちに離陸推力にセットします。旅客にとっては、少し走り始めてから、エンジン音が大きくなるとともに大きな加速度を感じます。一方、丘珠では最初にエンジンをフルパワーにセットしてから、ブレーキを解除し、一気に加速する離陸方法です。旅客にとっては、機体が停止した状態でエンジンがフルパワーまで上がるため、そのときに独特の音や振動を感じます。エンジン音と機内の振動がもっとも大きくなった途端、一気に加速。そのスリリングな感覚たるや、「ロケット」と例えられるのも納得です。

 ちなみに、国内でこの「ロケットスタート」を行っていた空港としてもっとも知られていたのが沖縄県の旧石垣空港でしたが、ここも1500mの滑走路しかなかったことから、2013年に現空港が供用されるまでは、その短い滑走路で、日常的にボーイング737などが離着陸していました。

 なお、丘珠空港ですが、2030年頃をめどに新たな旅客ターミナルの整備、さらには滑走路の延伸する計画があることが報じられています。もしこれらの機能強化が実現した場合は「ロケットスタート」が見られなくなるかもしれません。

この記事の画像をもっと見る(2枚)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. ロシアのミサイル部品工場が「大炎上」 ウクライナ軍の航空機から発射した巡航ミサイルが「直撃」か
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号