「クレカのタッチ決済で電車」首都圏11社局で“相互乗り入れ”3月開始へ 事業者またぎOKで一気に普及か? しかし「JR東日本は対象外」
関東の鉄道事業者11社局が、クレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用を2026年3月25日から開始します。これにより、会社をまたぐ移動がカード1枚でシームレスになります。
どう使う? 注意点は?
利用方法は、タッチ決済対応のカードやスマートフォンなどを自動改札機の読み取り部にかざすだけです。事前の乗車券購入は不要です。運賃は通常の普通旅客運賃(10円単位)で、大人運賃のみ適用されます。小児が利用する際は、カード名義人本人であれば可能ですが、運賃は大人運賃となります。なお、東京メトロと都営地下鉄を乗り継ぐ場合は70円の割引が適用されます。
対応する決済ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯の7ブランドです。
利用にあたってはいくつかの注意点があります。まず、入場時と出場時は必ず同じカードを使用する必要があります。定期乗車券など他の乗車券との併用はできず、対象エリア外への乗り越しもできません。これらの場合、別途、駅窓口での精算が必要になることがあります。
また、このサービスは振替輸送の対象外です。改札外での乗り換えは、60分を超えると新たに運賃が発生します。利用履歴は、QUADRAC社が提供する「Q-move」サイトに会員登録することで確認できます。
11社局の“相互利用”については、2025年10月の段階で各社が2026年春以降の開始を目指すとしていました。今回の相互利用サービス実現の背景には、新たなシステムの開発があります。相互直通運転や改札外乗り換えなど、関東の複雑な路線網に対応するため、鉄道事業者11社局とオムロン ソーシアルソリューションズが協働し、新しい運賃計算システムを開発しました。
このシステムが、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」および、QUADRACのSaaS型プラットフォーム「Q-move」と連携することで、今回の広域な相互利用が実現します。
ただし、JR東日本はここに参画しておらず、かねて導入の予定はないことを明言しています。同社は既存のSuicaの機能向上を打ち出しています。





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