新型「戦闘機の“お供”の無人機」エアバスが発表 あと3年で実戦へ? 透ける「ポシャりかけの新型戦闘機」計画のゆくえ

エアバスが無人協調戦闘機「ヴァルキリー」の開発を進めていることを明らかにしました。ドイツ、フランス、スペインが進める第6世代戦闘機開発計画が難航を極めるなか、その“お供”の無人機を先に打ち出した形です。

「有人戦闘機って必要?」思想を反映か

 ドイツのフリードリッヒ・メルツ首相は政治ポッドキャスト「Machtwechsel」に出演した際「20年後も有人戦闘機はまだ必要なのか」「そんな高コストで開発する必要があるのか」とも述べています。2019年までエアバスのCEOを務め、現在はドイツ外交問題評議会の会長を務めるトム・エンダース氏も、ドイツ政府は有人戦闘機ではなく、無人戦闘機に賢く投資すべきだとしています。

Large 20260327 01

拡大画像

2019年6月に開催されたパリエアショーで展示された「NGF」のコンセプトモデル(竹内 修撮影)

 ドイツ政界におけるこのような考え方は空軍や産業界にも共有されているようで、前に述べたようにエアバスとクラトスは2025年に、XQ-58Aをベースとする新戦闘航空システムの共同開発に合意しています。冒頭の「ヴァルキリー」は、その合意に基づいて開発が進められています。

 また、エアバスとクラトスは「ヴァルキリー」の共同開発に合意した際、2029年までにドイツ空軍で実戦配備につくという目標を掲げています。それ故に、エアバスは開発が先行しているアメリカ製のXQ-58Aを「ヴァルキリー」のベースにしたと考えられます。

【爆速だぞ…!】これがエアバスの新型「戦闘機の“お供”無人機」です(写真)

Writer:

軍事ジャーナリスト。海外の防衛装備展示会やメーカーなどへの取材に基づいた記事を、軍事専門誌のほか一般誌でも執筆。著書は「最先端未来兵器完全ファイル」、「軍用ドローン年鑑」、「全161か国 これが世界の陸軍力だ!」など。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス