新型「戦闘機の“お供”の無人機」エアバスが発表 あと3年で実戦へ? 透ける「ポシャりかけの新型戦闘機」計画のゆくえ
エアバスが無人協調戦闘機「ヴァルキリー」の開発を進めていることを明らかにしました。ドイツ、フランス、スペインが進める第6世代戦闘機開発計画が難航を極めるなか、その“お供”の無人機を先に打ち出した形です。
「有人戦闘機って必要?」思想を反映か
ドイツのフリードリッヒ・メルツ首相は政治ポッドキャスト「Machtwechsel」に出演した際「20年後も有人戦闘機はまだ必要なのか」「そんな高コストで開発する必要があるのか」とも述べています。2019年までエアバスのCEOを務め、現在はドイツ外交問題評議会の会長を務めるトム・エンダース氏も、ドイツ政府は有人戦闘機ではなく、無人戦闘機に賢く投資すべきだとしています。
ドイツ政界におけるこのような考え方は空軍や産業界にも共有されているようで、前に述べたようにエアバスとクラトスは2025年に、XQ-58Aをベースとする新戦闘航空システムの共同開発に合意しています。冒頭の「ヴァルキリー」は、その合意に基づいて開発が進められています。
また、エアバスとクラトスは「ヴァルキリー」の共同開発に合意した際、2029年までにドイツ空軍で実戦配備につくという目標を掲げています。それ故に、エアバスは開発が先行しているアメリカ製のXQ-58Aを「ヴァルキリー」のベースにしたと考えられます。
Writer: 竹内 修(軍事ジャーナリスト)
軍事ジャーナリスト。海外の防衛装備展示会やメーカーなどへの取材に基づいた記事を、軍事専門誌のほか一般誌でも執筆。著書は「最先端未来兵器完全ファイル」、「軍用ドローン年鑑」、「全161か国 これが世界の陸軍力だ!」など。





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