神戸発着の新造船「フェリーろっこう」何がスゴい? 業界でも“珍しい”個室を設置 全長194mの船内とは 宮崎へ13時間半の船旅

宮崎カーフェリーは、2022年就航の新造船で運営される航路です。54年の歴史がある航路ですが、現在の運航会社は2018年設立と比較的新しく、快適な船旅が楽しめます。

珍しい3人部屋

 関西と宮崎を結ぶ航路は、1971(昭和46)年、神戸~日向細島間に「はいびすかす」が就航したのが始まりです。

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宮崎カーフェリーの「フェリーろっこう」(安藤昌季撮影)

 宮崎カーフェリーという会社は1972(昭和47)年、日本カー・フェリーに吸収され、2004(平成16)年と2018(平成30)年に様々な事情で会社が復活し、現在は3代目法人となりますが、一貫して関西~宮崎間の航路を運航してきました。

 現在の神戸三宮フェリーターミナル~宮崎間の航路は、2014(平成26)年に運航を開始したもので、2022年就航の新造船「フェリーたかちほ」「フェリーろっこう」が使われています。どちらも総トン数14006トン、全長194m、全幅27.6m、航海速力23ノット、旅客定員576人、トラック163台、乗用車81台を搭載する大型フェリーです。姉妹船で総トン数が完全に同じというのは、珍しいです。

 今回は、神戸三宮フェリーターミナルから「フェリーろっこう」に乗船します。神戸三宮フェリーターミナルは交通の便が良く、JRなどの三ノ宮(三宮)駅から徒歩20分ほどですが、ミント神戸から連絡バスも運行されています。

 船の塗装は白と赤のツートンでシンプルですが、日の丸を連想させ美しいです。日本神話の舞台に向かう船という雰囲気があります。

 船に入り、エスカレーターで3階のエントランスに上がると、「イベントステージ」があるのが珍しいです。実際、神戸・宮崎の物販が行われたり、1月は「おこさま絵馬コーナー」として凧も飾られたりするなど、季節イベントの舞台となっています。

 この3階にはショップ、ビューラウンジ、自販機コーナー、レストラン、パウダールームが設置され、大型フェリーとして十分な設備がそろっています。ビューラウンジには、自由に読める本棚も設置されています。

 取材で船内設備を見せていただきます。3階には5種類の客室が存在。まず、車いす対応の「プレミアムバリアフリー」は、最上級クラス「プレミアムツイン」と同等の設備です。定員は2人ですが、エキストラベッドで3人利用も可能です。バス・トイレ付きの豪華な船室です。

【快適!】「フェリーろっこう」の客室・設備を全部見る(写真)

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