神戸発着の新造船「フェリーろっこう」何がスゴい? 業界でも“珍しい”個室を設置 全長194mの船内とは 宮崎へ13時間半の船旅
宮崎カーフェリーは、2022年就航の新造船で運営される航路です。54年の歴史がある航路ですが、現在の運航会社は2018年設立と比較的新しく、快適な船旅が楽しめます。
野球ファン向けの個室も
4人部屋の「ファーストフォース」もあります。2段ベッドでトイレ付き。液晶テレビや電気ケトル、マグカップも備わります。寝台の幅は89.5cmでゆったり。なお、プロ野球の「バファローズ」ルームもあります。
「ドミトリー」は寝台ごとに独立した相部屋設備ですが、カーテンがロールカーテンではなく横引きであることに個性を感じます。
2022年就航のフェリーとしては珍しい広間タイプの開放船室「ツーリスト」もあります。大部屋ですが、しっかりした寝具が備わります。コインロッカーもあります。これらは「お客様の要望があり、維持しています」(宮崎カーフェリー)とのことです。
変わった設備としては「プレミアムトリプル」。バス・トイレ付きの最上級個室ですが、シングルベッドが三つ並んでいる3人用個室です。冷蔵庫やロッカー、和室スペースもある豪華な部屋です。
ドライバーシングルは個室です。一般向け「シングル」と同等の1人部屋で、テレビやテーブルが備わります。
4階は男女別の展望浴場とシャワールーム、ゲームコーナー、キッズコーナーがあります。客室設備は2人用の「ファーストツイン」。幅89.5cmのベッドが平行に並び、窓もあるトイレ付き個室です。
3階と同じ「ドミトリー」と「シングル」もあります。また、1室ずつ「ファーストツインウィズペット」と「ファーストフォースウィズペット」があります。「ファーストツイン」と「ファーストフォース」のペット対応型で、一番人気の個室です。
そして、最上級個室「プレミアムツイン」があります。設備としては「プレミアムトリプル」を2人用にしたものです。今回はここに宿泊します。
浴衣、タオル、ヘアブラシ、歯ブラシ、スリッパなどのアメニティと、電子ケトル、お茶セット、冷蔵庫、バス・トイレがあり、大きなテレビや応接セットも備わる快適な空間です。なお、「フェリーろっこう」は、かなり長い間太平洋の外洋を航行するのですが、ほとんど揺れもなく、騒音も少ない船でした。
ベッドの寝心地も良好で、他社の上級船室と遜色ありません。
レストランに向かいます。バイキング形式・ドリンクバー付きで夕食は2300円、朝食は1000円。料理の質は関西発着航路らしくかなりハイレベルで、品数も豊富でした。
「フェリーろっこう」は、神戸三宮フェリーターミナルを19時10分に出て、宮崎港フェリーターミナルに8時40分に着きます。宮崎での活動にはかなり便利です。「宮崎カーフェリー」での13時間30分の船旅は快適で、あっという間でした。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。





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