陸自の「超長射程&超高速」な刺客コンビ ついに“名称決定&部隊配備”を防衛省が公式発表 それぞれどんな装備?

陸上自衛隊は2026年3月30日、新たに開発された2種類の装備品を部隊配備したと発表しました。いずれも長大な射程を誇る新装備ですが、どのような特徴があるのでしょうか。

ついに正式名称決定! 陸自の新装備2種

 陸上自衛隊は2026年3月30日、新たに開発が完了した2種類の装備品を正式名称に決定した上で、これらを部隊配備したと発表しました。

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25式地対艦誘導弾の発射シーン(画像:防衛省)。

 正式名称および部隊配備が決定されたのは、「25式地対艦誘導弾」と「25式高速滑空弾」の2種類です。

 25式地対艦誘導弾は、敵の対空ミサイルなどの脅威圏の外から目標を攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」を強化するために調達・配備された新装備です。陸上自衛隊の現有装備である12式地対艦誘導弾とくらべ、長射程化とステルス性能が大幅に向上しているのが特徴です。開発は三菱重工業が担当し、射程は1000km以上とみられています。

 一方の25式高速滑空弾は、これまで陸上自衛隊が運用したことのない新種の装備品です。地上の発射装置からミサイルが撃ち出されると、ブースターにより高高度まで上昇、そこで弾頭部を分離します。その後、弾頭部が超音速でグライダーのように滑空しながら飛翔し、敵の防空網を突破して数百km先の目標を撃破します。

 正式名称決定に合わせて、25式地対艦誘導弾は熊本県の健軍駐屯地に、25式高速滑空弾は静岡県の富士駐屯地に、それぞれ部隊配備が行われました。

 これらの装備は、いずれも敵の侵攻部隊を早期かつ遠方で阻止・排除する「スタンド・オフ防衛能力」の強化を目的として開発されました。スタンド・オフ防衛能力とは、自衛隊員や艦船・航空機などが敵の脅威圏外から攻撃できる能力のことを指します。これにより、日本に侵攻してくる敵艦艇や上陸してきた地上部隊を安全に排除することが可能となります。

 また、日本が攻撃を受けた際に、敵国の領域内にある軍事目標を攻撃する「反撃能力」を行使する際の手段としても、活用することが可能とみられています。

【画像】新たに配備された「25式地対艦誘導弾」&「25式高速滑空弾」を写真で見る

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