「えっ、このお値段で“スーパーカー”が!?」 80’s少年が熱狂「庶民派ミドシップ」MR2はなぜ生まれた? 実は“新型”も…?
1984年に登場したトヨタ「MR2」は、スーパーカーの必須条件ともいえる“ミドシップ”レイアウトを手の届く価格で実現した、クルマ好きにとって衝撃的な1台でした。その画期的な設計は、どのように実現されたのでしょうか。
幻のマシンが令和に“転生”か…?
ちなみに幻に終わったものの、初代MR2にはラリーマシン化の計画も存在しました。
当時のWRC(世界ラリー選手権)では、イタリアのランチア「ストラトス」が競技を席巻して以降、ミドシップのラリーマシンが急増。1980年代には、同じくランチアの「ラリー037」や「デルタS4」、フランスのプジョー「205ターボ16」など、数多くのモンスターマシンが活躍しました。
そして、かねてよりラリー競技に力を入れていたトヨタも、MR2をベースとしたミドシップの新マシン、通称「222D」を開発。WRCの新カテゴリーとして構想された「グループS」規定の競技に投入する計画でした。
しかし重大事故の多発などにより、このグループS既定の構想は立ち消えに。222Dの実践投入も実現しませんでした。今も残念でなりませんが、222Dは試作車が3台ほど現存しているそうなので、ぜひ一度見てみたいものです。
また、トヨタは近年のWRCでも「GRヤリス」で活躍しているうえに、2025年12月には同社が特許庁へ、「GR MR2」という商標を出願していたことが判明しました。すでに海外では、ミドシップ車と思しきトヨタのWRCマシンがテスト走行している模様です。“MR2復活”は本当に実現するのか、今から楽しみですね。
Writer: 有野篤(震える手で筆ペン握って半世紀・乗りものポンチ絵描き)
1967年、山梨県生まれ。中古輸入車誌、チューニング誌、モータースポーツ誌、2輪誌、RC誌などで挿絵やら妙なマンガやらを描き今に至る。タミヤのRCカーのボディデザイン監修を担うこともアリ。幼少の頃より乗り物大好きで車輪とハンドルがついているものに乗っていればもうゴキゲン♪





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