エアショーに参加した「珍客」世界で唯一の“頭デッカチな輸送機”はなんのために作られたのか?
フロリダ州のレイクランドで2026年4月14日から19日まで開催された「サンファン・エアショー」に、ずんぐりと膨らんだ機体が登場しました。
異様な姿で会場の視線を独占
フロリダ州のレイクランドで2026年4月14日から19日まで開催された「サンファン・エアショー」に、ずんぐりと膨らんだ機体が登場し、会場でも他機とは明らかに異なる存在感を放ちました。
この機体は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が運用する大型輸送機「スーパーグッピー」です。現在、実用状態で飛行しているのはNASAの1機のみであり、その希少性もあって、世界中の航空ファンからは「一度は実機を見たい機体」として高い人気を誇ります。
そのユニークすぎる形状から、とある航空評論家に「もっとも醜い航空機」と評されたこともある機体です。
この独特なフォルムには、輸送機としての理由があります。機体上部が大きく膨らんだ形状は、ロケットや宇宙機の構造部材といった巨大な貨物を分解せずに運ぶための設計です。機体の機首部分は横方向に開く構造となっており、輪切りのようになった開口部から貨物を丸ごと機内へ積み込むことが可能になっています。
一般的な輸送機ではランプなどから貨物を搬入しますが、このスーパーグッピーでは、機首部分がコックピットとノーズギアごと横方向にスイングして開きます。その光景は、まさに“空飛ぶ専用コンテナ”といえるでしょう。





コメント