巨大輸送機の尻から消火剤がブワー! 世界初の試み!? フランスがA400Mの空中消火機を投入

フランス軍事省は2026年7月26日、エアバスのA400M輸送機から消火剤を初投下したと発表しました。

既存の空中消化機の2倍の搭載量!?

 フランス軍・退役軍人省は2026年7月26日、エアバスのA400M輸送機から難燃剤を初めて空中投下したと発表しました。

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実証実験で水を投下するA400M輸送機(画像:フランス航空宇宙軍)

 この機体は、7月25日からボルドー近郊で発生した大規模な森林火災の消火活動を支援するため投入されました。

 A400Mから空中消火用の難燃剤を投下する取り組みは、近年多発する森林火災への対応能力強化を目的として以前から研究が進められており、2025年4月には実証試験を実施。貨物室に着脱式の投下キットを搭載し、実際に難燃剤を投下する試験が行われていました。

 飛行試験や技術的な準備を経て、フランス航空宇宙軍の搭乗員に対する運用資格の認定が7月20日に完了したことから、実戦投入が実現しました。フランスのセバスティアン・ルコルニュ首相は、「これは世界初の試みであり、民間防衛、軍、そしてエアバスの模範的な連携により、わずか15日間で実現しました。この実現に携わったすべての方々に感謝します」とコメントしています。

 投下キットを装備したA400Mは、約20トンの難燃剤を投下する能力を備えており、ボンバルディア Dash 8 Q400をベースとした空中消火機2機分に相当する投下量を誇ります。特に、難燃剤を帯状に散布して防火帯を形成する運用で高い効果が期待されています。

【画像】A400Mに搭載された消火タンク

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