トラックの“耳”がない!? 近未来のトラック! ボルボ最新FHに搭載されたカメラ監視システムとは

ボルボ・トラックセールスは、パシフィコ横浜で今月開催された「ジャパントラックショー2026」において、「ボルボ FH 4x2 トラクター」の2026年最新モデルを展示しました。

カメラ式ミラーの見え方はどんな感じ?

 気になるのがカメラの視界がどうなるかですが、車内には、フロントガラスの左右のピラー部分に縦長のモニターがそれぞれ設置されており、カメラが捉えた映像はここに表示されます。この絶妙な配置により、ドライバーは従来のサイドミラーと同じ感覚で左右のモニターを見ることができます。

Large 20260523 01

拡大画像

運転席の右側側面上部に取り付けられたカメラアーム(布留川 司撮影)

 また、モニターの映像は上下に分割されており、サイドミラーに近い画角と広角の映像が同時に表示され、従来のサイドミラーよりも広い視界が確保されています。さらに、赤外線技術を採用した夜間モードも用意されており、モニター下部のボタンで瞬時に切替えることが可能です。

 ほかにも最新機能が搭載されており、右左折では左右に振られたトレーラーの後端を自動で追従表示する機能や、運転中の基準線を映像にオーバーライドで表示することも可能で、CMSは従来のサイドミラーの置き換えだけでなく、より安全性と運転補助機能が盛り込まれた装備品となっています。

 また、左側カメラアームには下方確認用のカメラを追加することも可能で、これは従来のサイドアンダーミラーとして機能するもので、左側の巻き込み事故を防止するためのものです。会場で展示された車両では、運転席のセンターコンソールにモニターが1台設置され、直上から見下ろすような視点でトラック左側面が映し出されていました。

 10トン以上の大型トラックやトレーラーは車体そのものが大きいため、運転席からの死角となる空間が生じます。トラックメーカーは事故防止とドライバーの負担軽減のために、さまざまな安全装置の導入を進めています。

 自動車では当たり前の存在であるサイドミラーをCMSに置き換えたのは、単純な技術の進化だけでなく、より安全で確実なトラックの運行と物流を実現するための装備ともいえるでしょう。

【スタイリッシュな運転席!】これが、「サイドミラー」代わりのモニター映像です(写真)

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 車体側面が見えれば、良いのに?

    道幅4mで、バックすると、

    右のミラー折りたたんでますけど、

    左のミラーもう折りたたんでますけど、

    できれば

    テールランプの横に、カメラ付けて欲しい!

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開