日本人だけが知らない「人気の日本車」? 国内外で鮮明に異なるクルマのジャンルとは
まだまだある、日本人だけが知らない「日本車」
日本ではすっかり元気のなくなってしまった三菱自動車も、ピックアップトラックは得意分野。「トライトン」が世界中で人気モデルとなっています。ちなみにフィアットのピックアップトラックである「トロ」は、三菱からのOEMされたモデルです。
商用イメージの薄いマツダもピックアップトラックの「BT-50」を販売。非常にモダンでエモーショナルなデザインというのがマツダらしいところでしょう。
日本では乗用イメージのなくなったいすゞも、ピックアップトラックならば専門分野のうち。アセアンではいすゞ「D-MAX」がジワジワと人気を高めているようです。
ざっと名前を挙げただけでも、日本のほとんどのメーカーがピックアップトラックを手がけて世界中で販売していることがご理解いただけたでしょうか。日本人だけが知らない、世界で人気の日本車が、そうしたピックアップトラックなのです。
【了】
Writer: 鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト)
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体にて新車レポートやエンジニア・インタビューなどを広く執筆。中国をはじめ、アジア各地のモーターショー取材を数多くこなしている。1966年生まれ。
アメリカでピックアップトラックが売れているのは日本の軽自動車と同じように税制において優遇されているからでしょう。モータージャーナリストならまずそこに触れないと……。
ピックアップトラックが「世界中で人気なのに、日本でだけはさっぱり顧みられない」というのはウソです。
アメリカ・オーストラリア・中東以外ではまるで人気がありません。アメリカのほうがガラパゴスなんですよ。
日本人である以上、海外≒アメリカとなってしまうのは分からないでもないけれど…
欧州メーカーのラインナップ見てくださいよ、ごく最近までピックアップなんて全くと言っていいほど無かったじゃありませんか(2016年以降ちらほら出てきましたが、どっちかって言うと余興みたいなもので、本気で売るつもりとは思えませんね)。ピックアップの市民権なんて世界的にはそんなもんです。フランスなんか屋根付きピックアップとも言うべき「フルゴネット」があったのに普通のピックアップは使われなかったんですから。それに比べると郵便局がピックアップトラックにワゴンを取り付けて一定数使っていた日本はまだピックアップ使ってる方ですよ。山岳地域では消防車の車台にもなってますし。
今はGoogle Mapのストリートビューでいろいろな国のナマの道路事情を誰でも自分の目で見ることが出来ます。ピックアップトラックなんてバンバン走っている国はまずないということが一目瞭然です。
そんな!トラックだから商用車だなんて!サニトラに丸目ライトのハイラックス4WDなんて格好いいのあったし日本人もちゃんと価値観持ってますよ、ダットサン4WDとか?ランクル70系?みたいな再販が成功したのも証ですよ、確かに登録上は商用車で積載面積を義務付けられた車でも人の心を引く車は車は沢山あるのです、