「成田への最短路」全線開通が遠のく 北千葉道路の延伸部“事業期間10年延長”ナゼ? 便利になるけど渋滞はガマン?
東京方面と成田空港をむすぶ最短路として整備が進む国道464号「北千葉道路」。成田側の最終区間の工事が進んでいますが、事業期間が10年延伸となっています。なぜなのでしょうか。
「トンネルやめて橋にします」便利になるが時間はかかる
事業費の増加と期間の延伸、その最大の要因は「構造形態の変更」です。
計画では、北千葉道路は途中でJR成田線と京成成田スカイアクセス線を跨ぎ越しますが、この鉄道との交差部分の構造が、当初計画のトンネル形式から橋梁形式へと変更されました。県の資料によると、鉄道事業者と協議を進めた結果、トンネル構造では鉄道への変位を抑えることができないと判明したためです。この構造変更に伴う事業費の増加額は約107億円にのぼります。
また、この鉄道交差部の変更に伴い、その手前にある県道成田下総線との交差形式も、平面交差から印西方面へのハーフランプ形式に変更されました。これは2025年1月に都市計画変更が行われており、周辺住民の要望を受けたものともされています。これにより、成田市街から北千葉道路へアクセスするポイントが増え、市街地のさらなる渋滞緩和につながる可能性も期待されます。
県の試算では、北千葉道路II期が開通すると、並行する国道408号の交通量が大幅に減少。特に混雑の激しい土屋~成田山裏門入口の区間では交通量が約3割、成田国際文化会館付近では約4割減少すると予測されています。
また現在、国道408号の土屋交差点~成田裏門入口交差点の死傷事故率は、千葉県平均の約6倍という危険な状況にあります。交通混雑の緩和で追突事故の減少など安全性の向上も期待されます。
「成田空港への最短路」であり、地域の交通を大きく変える北千葉道路。II期区間の完成とともに、いまだ暫定2車線区間の4車線化にも期待がかかります。





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