海沿いリゾート国道を“まるまるショートカット”するバイパス「4車線化」今年度完成! 現道を変えた約12km、さらにスイスイに! 沖縄
沖縄本島の西海岸を走る国道58号の「恩納バイパス」「恩納南バイパス」で、4車線化工事が進められています。2026年度中に全線4車線化が完成予定の恩納南バイパスを中心に、2026年5月現在の工事の様子を取材しました。
「かなり進んでるぞ…!」
しかし恩納村のリゾートエリアの開発はさらに進むと想定されること、また恩納南バイパスに隣接し2011年に開校した「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」が将来的に研究者を3000人規模とする計画があることなどから、計画どおり、暫定2車線から本来の4車線への拡幅が進められることになります。
この4車線化の工事は2020年代になってから加速し、恩納バイパス、恩納南バイパスともに部分的な拡幅、供用が続きました。そして前出のとおり、工事を担当する北部国道事務所が2026年4月に恩納南バイパスの全線4車線化を年度内に完了すると発表しました。
では現在、恩納バイパスおよび恩納南バイパスで、工事はどのように進行しているのでしょうか。2026年5月、現地を取材しました。
今回は恩納村瀬良垣から恩納バイパスに入り、南を目指します。恩納バイパスについては4車線化完了の見込みは発表されていませんが、ゆるい坂道を上がっていくと、南行き車線にあった「ゆずり車線」はパイロンで塞がれ、その路肩側にあらたな車線と歩道を整備する工事が進められていました。
さらに南側では切り通しの法面を削り、2車線分の用地を造成する工事が行われています。
また当袋川など、数か所の川を橋梁で渡る部分についても橋桁の整備が進んでいる様子がわかりました。
丘陵地を過ぎ坂を下りたところにある信号で恩納バイパスは国道58号現道と交わり、恩納南バイパスとなります。そこから約750m先の「恩納(南)」交差点から国道58号現道は海沿いに進み、恩納南バイパスは内陸に分け入ります。ほどなく左手の丘の上に見えるのが、4車線化推進の理由のひとつともなったOISTです。
恩納南バイパスの拡幅部分はほぼ全線にわたり路盤が完成しており、舗装や付帯設備の工事が行われています。この区間には「谷茶大袋橋」「幸地橋」などの橋がありますが、これらもプラス2車線分が架橋済みで、発表済みの「年度内」よりも早く工事が完了するのではとの期待が持てました。
この恩納バイパス、恩納南バイパスの4車線化が完成すれば、那覇市と恩納村を結ぶ国道58号は約45kmにわたり複数車線化が実現します。スムーズな移動が可能になるでしょう。
なお、恩納村から那覇市にかけてのエリアでは、沖縄道「西原IC」付近、そして同ICから国道330号の混雑が課題となっています。国道58号は、読谷村、嘉手納町での大規模なバイパス建設も事業化されており、将来的に沖縄道を補完する役割をいっそう強めることになりそうです。
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。





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