腕利きパイロット、あえて“縛りプレイ”! 戦闘機150機持つナゾの民間会社の意外すぎる仕事内容とは
世界の空軍では訓練で敵役を演じる専門部隊が存在しますが、その役割を民間企業が請け負う「民間アグレッサー会社」があります。カナダのトップエイセス社は世界で初めて民間でF-16戦闘機を運用し始めた会社として有名ですが、どのような人々が操縦しているのでしょうか。
パイロットは全員が元軍人
トップエイセスの担当者によると、同社の民間籍戦闘機を操縦するのは会社と契約した民間人ですが、そのすべてが空軍を退役した元戦闘機パイロットだそうです。しかも、単なる元戦闘機パイロットというだけでなく、軍人時代にはパイロットを教える教官やアグレッサーパイロットだった経歴を持っているベテランばかりだといいます。
「アメリカ空軍との契約で活躍しているパイロットは、全員がアメリカ軍でパイロットだった人々です。彼らは現役時代に何千時間もの戦闘機による飛行経験を持っており、その多くがF-16の操縦経験があります。ですから、我々の保有するF-16の操縦訓練も、数時間の慣熟飛行だけで済みます」(トップエイセス社員)。
パイロットをゼロから教育するには膨大な費用と時間が必要であり、それを民間企業が負担するのは簡単なことではありません。トップエイセスでは軍を退役したパイロットを再雇用することで、これに対応しているのです。
ただし、F-16の操縦経験があれば、だれもがトップエイセスのパイロットになれるわけではありません。同社の業務は、訓練において敵役を演じることであり、そこで働く人材にもその能力が求められます。そして、現代のアグレッサー任務は、単独のパイロットの技量に依存したものではなく、より高度で複雑化しており、操縦以外の知識と経験が必要とされるからです。





コメント