私鉄特急で3時間超のロングラン! 3社直通190kmの“長旅”需要は? 乗って分かった利用実態
浅草~会津田島間を結ぶ特急「リバティ会津」は、東武・野岩鉄道・会津鉄道の3社を直通します。首都圏では珍しい3時間を超える長距離特急です。
上りは鬼怒川温泉で乗客が増加
翌日、会津田島13時3分発の上り特急「リバティ会津136号」に乗車しました。終点・浅草までの所要時間は3時間13分です。駅近くのお弁当屋さんや駅舎のレストランのテイクアウトなどで食料を確保できます。駅舎1階の売店でも駅弁を販売していました。
13時3分の会津田島発時点で、4号車8人、5号車11人、6号車13人の合計32人が乗車していました。3両編成の定員は161人なので、乗車率は20%。かなり空いているといえます。
乗客はお弁当を食べたり、ノートパソコンを広げたりと思い思いに過ごしている様子。使用車両の東武500系「リバティ」は座席にコンセントが付いており、電子機器を使いやすい環境です。
会津鉄道線内は60~70km/h程度で跳ねるような乗り心地。車窓は左側の方がきれいでした。13時20分の会津高原尾瀬口から野岩鉄道会津鬼怒川線に入ります。乗降客の動きは見られません。
13時35分の中三依温泉で、会津田島行きの下り特急「リバティ会津119号」と列車交換しました。「リバティ会津119号」は40人ほどが乗車していました。その後もあまり動きはなく、13時50分の川治温泉で4号車に3人が乗車しました。
13時57分の新藤原から東武鬼怒川線に。車内は4号車9人、5号車18人、6号車15人の合計42人で、乗車率は26%でした。
14時2分の鬼怒川公園で2人乗車、3人下車。JRから直通してきた253系電車が休んでいました。14時6分の鬼怒川温泉で多くの乗車があり、4号車だけで24人が乗って来ました。14時9分の東武ワールドスクウェアで1人乗車、14時15分の新高徳で3人が乗車しました。
14時27分の下今市では8分間停車。余裕で駅弁を購入した後、東武日光からやって来た特急「リバティけごん36号」との併結を眺めました。
14時50分の新鹿沼は乗降なし。15時6分の栃木で2人乗車。ここからは下車が増えると予測して車内を見ると4号車39人、5号車32人、6号車27人の98人で、乗車率は61%。鬼怒川温泉での需要の高さが分かります。
15時41分の春日部はあまり動きがなく、16時2分の北千住は4号車から20人ほどが下車。16時10分のとうきょうスカイツリーでは2人が下車。車内は4号車8人、5号車11人、6号車16人で乗車率は22%。がら空きとなって定刻の16時16分に浅草に到着しました。
鬼怒川温泉から北千住にかけての需要の大きさを感じた「リバティ会津」の旅でした。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。




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