世界最強の米空軍力の要が「オンボロ空中警戒管制機」ってなんで!? 判断の遅れが招いた致命的な“空白期間”
世界最大の航空戦力を持つアメリカ軍が、その作戦運用の柱というべき空中警戒管制機(AWACS)の深刻な不足に苦しんでいます。その背景には、過去の“迷い”があったのです。
本来であれば、後継機E-7が導入されていたはずなのに…
しかし現在、E-3「セントリー」はその栄光とは裏腹に機体の老朽化が深刻です。ボーイング707系列はすでに民間航空の世界から姿を消し、補修部品の確保さえ容易ではありません。配線や構造材の疲労も蓄積し、維持整備には膨大な費用と時間が必要となっています。
こうした事情からE-3は急速に数を減らし、現在アメリカ空軍が保有する機体はわずか15機にまで縮小しました。世界中に航空戦力を展開し、欧州、中東、太平洋を同時に監視しなければならない超大国としては、驚くほど心許ない数字です。
比較対象として航空自衛隊はE-767とE-2C/Dを合わせると、早期警戒・管制能力を持つ航空機の保有数でアメリカ空軍を上回る20機規模となります。世界規模の軍事行動を担うアメリカが日本より少ないAWACSしか保有していないという事実は、現在の苦境を表していると言えるでしょう。
本来であれば、この問題は後継機E-7「ウェッジテイル」の導入によって解決されるはずでした。ボーイング737をベースとしたE-7は、固定式の多機能AESAレーダーを搭載し、360度の広域監視能力と高い信頼性を兼ね備えます。すでにオーストラリアや韓国、トルコなどで実戦運用され、その性能は高く評価されています。





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