空自F-2後継機、国内開発断念したらどうなる? 視野に入る国際共同開発、その実際は

国際共同開発にもいろいろある

 3つめはひとつの国が打ち出した、自国の軍で使用する新型機の開発計画に、複数の国が相乗りするという手法で、アメリカ空海軍と海兵隊が運用している複数の戦闘機を更新する「JSF(Joint Strike Fighter/統合打撃戦闘機)」計画に、イギリスやイタリアなど8ヵ国が相乗りする形で開発されたF-35などが該当します。

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アメリカの計画に8ヵ国が相乗りして開発されたF-35(竹内 修撮影)。

 4つめは複数の国が自国の軍の要求をすり合わせた上で新型機を開発するという手法で、ユーロファイター「タイフーン」やパナヴィア「トーネード」などが、この手法によって開発されています。

 現代の軍用機は性能の向上にともない、開発や生産にかかる費用も上昇の一途をたどり、もはや一国で開発費と生産費を負担するのは困難になりつつあります。このため国際共同開発の事例は年々増加しており、F-2後継機も高い性能を求めるのであれば、国際共同開発にならざるを得ないと言えます。

 では F-2後継機が本当に国際共同開発となる場合、どの手法が使われることになるのでしょうか。

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コメント

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2件のコメント

  1. いつからここは軍事ニュースサイトになったの?

    • ???
      もう何年も前からミリタリーカテゴリーがありますけど?