内戦中のウクライナ、主力機が国を空けて曲技飛行のナゼ 英航空ショーへ空軍機派遣

ウクライナが、主力戦闘機を英国で行われた航空ショーに派遣しました。空戦の要たる戦闘機が、内戦中に国を留守にすることになったわけですが、もちろんそこには大きな理由があってのことです。

戦うよりも価値のある戦闘機の使いみち

 ウクライナ政府は圧倒的ともいえるほど強大なロシア軍へ対抗しなくてはならないにもかかわらず、なぜ貴重な主力戦闘機であるSu-27PやIl-76、An-2輸送機をわざわざイギリスで行われたエアショーへ派遣したのでしょうか。本来ならばエアショーで行われるアクロバット飛行展示などは「余技」に過ぎません。ウクライナ空軍にそのような余裕などないはずです。

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ウクライナのヒマワリ畑上空を飛行する、ウクライナ空軍のSu-27(写真左2機)と米アラバマ州兵空軍のF-16。2011年撮影(画像:アメリカ空軍)。

 その答えはウクライナ政府が、彼らにとってSu-27Pはそれそのものの戦力としての価値よりも、「政治のための道具」としての価値の方が遥かに高いと判断したからであると言えます。つまりSu-27Pという主力戦闘機は、内戦へ実戦投入されるのではなく、余技であるアクロバット飛行によって、イギリスや西欧諸国から集まった数十万の観客へウクライナの存在をアピールすると同時に、イギリス軍をはじめ世界中から集まった各国軍と人的な交流をはかり、「ウクライナはイギリス(ないし西側・NATO諸国)とともに歩む友人である」というメッセージを送るために派遣されたのです。

 またウクライナは「RIAT」の1か月前にドイツで開催された戦車による競技会「ストロング・ヨーロッパ・タンク・チャレンジ」へ陸軍のT-84戦車を派遣しました。こうしたイベントへの参加で西側諸国との関係を強化することによって、独力ではとても太刀打ち不可能なロシアへ圧力を掛けるという、ウクライナの安全保障政策における表立った動きのひとつであるとみなせます。

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コメント

2件のコメント

  1. 乗り物ニュースに軍事関係の記事いらないよ。

    • おまそう

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