日本の戦車100年 始まりは神戸のマークIV、そこから世界有数の「原産国」に至るまで
世界基準に追いつけ追い越せ
61式戦車が誕生したことで、日本の戦車の開発ノウハウは戦後も引き継がれました。性能的には61式戦車は習作に近いもので、世界水準から見ればまだまだといった感が強かったものの、61式がなければその後の国産戦車が生まれなかったのは言うまでもありません。
74式戦車で世界に追いついた日本の戦車技術は、90式戦車で一部世界水準を追い越し、そして10式戦車で世界最先端になったといっても過言ではないでしょう。
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戦車を独自開発できる国というのは十指に満たないといわれています。戦車を自国生産している国もそのほとんどはライセンス生産だったり、他国の技術協力を得て独自戦車に仕立てていたりするのがほとんどです。一方で、戦車の母国イギリスはとうとう戦車の自国開発を止めてしまい、戦車技術を失おうとしています。そういったなかで日本は、世界でも数少ない戦車原産国であり続けているのです。
【了】
戦前の八九式から冷戦期の74式まで、マフラーの取り回しとカバーのデザインを引きずっていたのが面白いと思ってる。
国ごとの個性って、こんなふうに出るものなのか。
いくらなんでも「原産国」は言い過ぎでは?