普段の電車もよく見ると個性的? 窓や鏡、照明カバーまで…私鉄各社の車両の特徴
照明、シート生地…細部に光る各社の設備
旅客サービス面で見ると、京王電鉄や西武鉄道の電車は、ドアの脇に戸袋窓を付けていました。かつて日中、室内灯を点灯しないことも多く、窓が少ないとその分車内が暗くなってしまうため、少しでも車内を明るくするためにドアが引き込まれる戸袋部分に窓を設置していたわけです。
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車内の明るさでいえば、南海電鉄はかつて「照明の南海」といわれたほどに室内灯にこだわった会社です。特急車両には通常の室内灯のほか荷物棚に読書灯を設置。さらに昔の21001系電車などでは、ロングシート部分の荷物棚にも読書灯を付けていました。
南海以外でも関西私鉄では、通勤電車でも蛍光灯にカバーを付けるのが主流。近鉄では独特なV字型の蛍光灯カバーを付けています。
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そんな関西私鉄のなかでもひときわ強烈な個性をアピールしているのが阪急電鉄です。伝統を重んじる社風から、ブラインドは昔ながらの鎧戸を採用、壁紙は木目のデコラ(化粧板)、座席はアンゴラヤギの毛を使用したゴールデンオリーブのシート生地などこだわりにこだわっています。
LED電灯装備車は機構上、カバー装備してるんですけどね。
それはともかく阪急のシートって「アンゴラ山の羊」だと思ってた(棒読)。