普段の電車もよく見ると個性的? 窓や鏡、照明カバーまで…私鉄各社の車両の特徴

各社の工夫も次第に減少 背景は

 関東では相模鉄道や新京成電鉄の車内には鏡を取り付けてあり、ちょっとした身だしなみの確認ができるようになっています。相模鉄道では10000系電車でその伝統がいったん途切れましたが、最新の12000系電車で復活しました。

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相模鉄道や新京成電鉄で見られる車内の鏡。写真は相模鉄道の7000系電車で、窓の横にはパワーウィンドウのボタンも見える(児山 計撮影)。

 このように鉄道会社は、乗客に快適な利用をしてもらおうと多くの工夫を凝らしてきました。しかし、最近ではこういった独自仕様は車両価格の上昇につながることから、関東の各社では共通部分を多くした「標準車両」の導入が増え、目に見えた独自性は薄くなっています。

 関西でも南海電鉄が標準車両の仕様を採り入れた8000系電車を投入したり、阪急電鉄も新型車両では鎧戸をやめたりするなど、個性から機能性へのかじ取りが見られます。また、蛍光灯カバーは2004(平成16)年に強化された防火対策をきっかけに、新型車両では装備されないケースも増えてきました。

 とはいえ各社の歴史や路線事情から、すべての車両が同じ形状、同じ内装になってしまうということは考えられません。むしろ標準車両のなかから新しい「個性」が生まれるかもしれません。これからも各社が考えるサービスが形となった「個性」を、利用客としても鉄道ファンとしても期待したいところです。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. LED電灯装備車は機構上、カバー装備してるんですけどね。
    それはともかく阪急のシートって「アンゴラ山の羊」だと思ってた(棒読)。