空母に載せる「艦載機」の特徴とは いずも型護衛艦に搭載するF-35B戦闘機は…?

海上自衛隊のいずも型護衛艦に搭載予定のF-35Bステルス戦闘機ですが、一方でF-35には艦載型をうたうF-35Cもラインナップされています。そもそも「艦載機」とは、どのような特徴を備えるものなのでしょうか。

そもそも「艦載機」とは?

 そもそも「艦載機」とは前述のように、空母などの艦艇に搭載し運用することを想定した航空機のことです。このカテゴリーには、戦闘機や攻撃機、輸送機や早期警戒機といった固定翼機(いわゆる飛行機)のほかにも、哨戒ヘリや救難ヘリなどの回転翼機(ヘリコプター)も含まれますが、以下は固定翼機について述べていきます。

 艦載機にはもちろん、地上機とは異なる特徴が見られます。そのひとつが、機体後部にあるアレスティング・フックおよび着艦動作の一連の手順でしょう。

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離艦準備をする艦載機と誘導員の様子。白い煙は漏れたカタパルトの水蒸気(画像:アメリカ海軍)。

 戦闘機を運用する航空基地の多くは、3000m級の滑走路を持っています。しかし、飛行甲板とカタパルト(射出装置)を備える空母上で、発艦に使える距離は約80m、着艦には約90mと、おおむね航空基地滑走路の30分の1程度しかありません。そのため艦載機は、発艦時には前出のカタパルトを使用し、着艦時には機体後部にあるアレスティング・フックを、空母の飛行甲板上に張られたワイヤーに引っ掛けて速度を落とし機体を止めます。

 このフックは、実は陸上機にも見られるものです。しかし、あくまで事故などの緊急時に地上の滑走路上で使用する陸上機のそれに対し、艦載機のものは250km/h程度で着艦してくる機体を約90m程度の距離で止めるためのものであり、陸上機のものに比べて非常に頑丈に作られています。

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飛行甲板に設置されたワイヤーにフックを引っ掛けるため、高度を一気に下げるF/A-18F(画像:アメリカ海軍)。
着艦直後のF/A-18Fの後方には伸びたワイヤーとアフターバーナーの炎が見える(画像:アメリカ海軍)。
F/A-18Eのフック部分のアップ。何回もワイヤーに引っ掛けているため、塗装が剥げて磨り減っている(武若雅哉撮影)。

 とはいえこのフックが、ワイヤーを確実に捉えることができるとは限りません。そして飛行甲板上で止まれなければ当然、機体は海に落ちてしまいます。そうした事態に備え、実はワイヤーにフックをひっかける際、着艦機はスロットルを全開にし、いつでも飛び立てるよう備える、という手順を踏んでいます。

 そのため、着艦する艦載機には、フックとワイヤーによる後ろに引っ張られる力と、エンジンの推力による前に進む力が同時にかかっていることになります。陸上機はもちろん、緊急時以外にはまず経験することのない状況ですが、艦載機はこれが日常茶飯事で、ゆえに機体そのものも比較的頑丈に作られているといえるでしょう。

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コメント

1件のコメント

  1. なんか変。

    空母などの艦上で運用されるのが艦載機、の一言で定義できる。運用の中で長さの限られた甲板からの発着艦をどの様に行うかで、F35Bの様なSTOVL機(発着艦とも自力)、F35Cの様なCATOBAR機(発着艦とも艦から補助)、MIG29Kの様なSTOBAR機(発艦は自力、着艦は艦から補助)、などと固定翼機が分類されてるだけ。

    世界を見ないでどこか一国の軍だけを見てる人が書いた記事っぽい。

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