空自F-15J/DJ戦闘機、新たな改修でどう変わる? 新中期防、まずは20機から実施

空自F-15J/DJ戦闘機は、おおむね半数ずつの旧型と新型に二分されます。改修困難な旧型がF-35戦闘機で代替される一方、新型はさらなる能力向上改修を受けることが、新しい「中期防衛力整備計画」で示されました。

ミサイルもりもり、電子戦装置やレーダーの換装も

 航空自衛隊のF-15J/DJは増加燃料タンクを装着していません。また、一部の機体は胴体側面に、敵のレーダー波などをキャッチして電波妨害とチャフ・フレアの発射を自動的に行なう、統合電子戦装置「IEWS」のアンテナを追加装備しているため、そもそも増加燃料タンクの装着が不可能です。このためJ-MSIP機における「搭載弾数の増加」は、胴体に搭載するミサイルの数はそのままで、両主翼下のステーションに4連装ランチャーを搭載して、中距離空対空ミサイルの搭載数を12発に増加させる形になるのではないかと、筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は思います。

 J-MSIP機は通常、中距離空対空ミサイルとしてAAM-4を搭載していますが、能力向上改修を受けたJ-MSIP機は、AAM-4のほかAIM-120の搭載も検討されているようです。

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「JA2018」にエルビット・システムズが出展した「F-15先進コクピットシステム」(竹内 修撮影)。

「電子戦能力の向上」については、前述した「IEWS」の追加を軸に検討されることになるのでしょうが、BAEシステムズが開発した最新型の統合電子戦システム「DEWS」が採用される可能性もあると思われます。レーダーの換装も計画されており、一部のメディアは、F-15の戦闘攻撃機型であるF-15Eの近代化改修計画にも採用された、レイセオン製の「AN/APG-82(V)1」レーダーを採用すると報じています。

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