乗り換えやすい東京の駅10選 「直通」の次に知っておきたい便利ワザ

乗り換えやすい東京メトロの駅

赤坂見附駅(東京メトロ銀座線/丸ノ内線)

 東京メトロ銀座線と丸ノ内線は、乗り換え可能な駅が3つあります。赤坂見附、溜池山王(丸ノ内線は国会議事堂前)、銀座です。このうち、最も乗り換えが便利な駅は赤坂見附です。地下の2階建て構造で、ふたつあるホームの両側に銀座線と丸ノ内線が発着します。地下1階は銀座線の渋谷方面と丸ノ内線の新宿方面、地下2階は銀座線の銀座・上野方面と丸ノ内線の大手町・池袋方面です。

 現在では同一ホーム乗り換えは珍しくありません。しかし、戦前に銀座線が開業した時点で同一ホーム乗り換え構造となっていた赤坂見附駅は、先見の明があったといえそうです。これ以降、新線が開業するたびに、すべてこの乗り換え方式にしてくれたら、東京の地下鉄はもっと便利になっていたでしょうね。

表参道駅(東京メトロ銀座線/半蔵門線)

 東京メトロの銀座線と半蔵門線は、渋谷駅から青山一丁目駅まで並行しています。銀座線の赤坂見附駅と半蔵門線の永田町駅も少し離れていますが乗り換え駅の扱いです。並行しているのは、元々半蔵門線の建設理由のひとつに、銀座線の混雑解消があったためです。表参道駅は双方の乗り換えに便宜を図るため、渋谷方面、都心方面をそれぞれ同一ホームにしました。渋谷からだと、地上3階の銀座線、または地下3階の半蔵門線の好きなほうから電車に乗り、表参道の同じホームで必要に応じて乗り換えて都心方面へ向かいます。

 山手線で渋谷駅に着いて地下鉄に乗り換える場合は、目的地が銀座線の駅でも、階段を上って銀座線に乗るより、階段を下りて半蔵門線に乗る方が楽ですね。また、都心方面から渋谷に行く場合も、山手線や京王井の頭線に乗り換える場合は、銀座線で着けば階段を下りるだけです。

 なお、コンコース階の下には東京メトロ千代田線のホームがあります。銀座線・半蔵門線から近くて便利です。

 ところで表参道駅は、銀座線・半蔵門線から地上に出るときも、いったん階段を下りる必要があります。上に行くために下りる。銀座線・半蔵門線のホームが浅く、真上に広い青山通りがあり、半蔵門線の線路の下を通り抜けないと出入り口に行けないからです。利用者としては納得しがたい構造です。

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コメント

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6件のコメント

  1. ちょっと地元で乗り換え易いルート探し挑戦してみたくなった

  2. 路線図でわかりにくいのは 池袋3線の遠さ、新宿3丁目の副都心と新宿線(案外盲点)、四ッ谷の丸ノ内と南北(JRの両端)、丸ノ内と千代田のお茶の水周辺(千代田線新御茶ノ水1駅で丸ノ内御茶ノ水・淡路町を対応、しかも淡路町と新御茶ノ水の間に都営小川町という関係で想像できるかも)などなど。乗り換え便利は都営新宿西口と新駅京王以外の新宿(西武含め)と、銀座と日比谷の銀座など。電車乗らない人も含め毎年末に出るメトロの路線図カレンダーは実寸ですので車を運転する人にも便利だと思います。

  3. 京葉線の東京駅と有楽町線の有楽町駅 とか
    新幹線東京駅と東西線日本橋駅 とか
    東神奈川駅と仲木戸駅 とか
    鹿島田駅と新川崎駅 とか

    そういう記事かと思いました。

  4. JR代々木駅の山手線内回りから総武・中央各駅停車中野方面への乗り換え(例えば新大久保⇒代々木⇒大久保)は乗り越しにならないのでしょうか?
    乗り換えはたしかに便利ですが...

  5. 御茶ノ水の乗り換えは接続をしてくれないのがネック。
    駅到着時に目の前で次に乗る電車が出発していくのは毎回見る光景。

  6. 不親切でわかりづらい記事。なぜイラストマップと併用して説明しないのだろう?
    この内容を文章だけで理解できる人は、わざわざ説明されなくても最初から理解している人なのでは?