2019年3月ダイヤ改正、暮らしへの影響は? 各社の変更点をチェック!
東急、名鉄などもダイヤ改正
東急電鉄は田園都市線の平日朝ラッシュピーク直前1本と直後2本の準急を急行に変更します。田園都市線は急行に乗客が集中して遅延が発生するため、ラッシュ時の急行を準急とし、二子玉川~渋谷間を全列車各駅停車としました。ラッシュピークの前後とはいえ準急を急行に戻すとなれば、時差通勤の効果が現れたのかもしれません。また、大井町線の急行車両の増備により、平日夜間の大井町線急行は田園都市線乗り入れを増やします。
東京メトロと都営地下鉄は、相互直通運転している会社のダイヤ改正に合わせるかたちで時刻や行先などが変わります。なお、京急電鉄、京成電鉄、相模鉄道は2018年12月8日、京王電鉄は2019年2月22日にダイヤ改正済みです。
名古屋鉄道は早朝の「ミュースカイ」増発のほか、西尾線の南桜井駅を急行停車駅とし、西尾線の準急をすべて急行に格上げします。三河線も深夜帯に1往復の増発です。関西大手私鉄の近鉄、南海電鉄、京阪電鉄、阪神電鉄、阪急電鉄には、3月ダイヤ改正の情報はありませんでした。
ダイヤ改正が実施される路線を利用する方は、当日の朝に困って遅刻……ということがないように、いまのうちに駅の掲示などを確認しましょう。駅ごとに時刻表を配布する事業者もあります。
【了】
Writer: 杉山淳一(鉄道ライター)
乗り鉄。書き鉄。ゲーム鉄。某出版社でゲーム雑誌の広告営業職を経て独立。PCカタログ制作、PC関連雑誌デスクを経験したのち、ネットメディアなどで鉄道関係のニュース、コラムを執筆。国内の鉄道路線踏破率は93パーセント。著書に『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。日本全国列車旅、達人のとっておき33選』(幻冬舎刊)など。
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