「鉄道の町」5選 石炭列車の拠点 車両工場 分岐駅 労働人口の25%が鉄道関係だった…

石炭列車の拠点「追分」、開通当初は駅がなかった「大宮」

追分(北海道安平町)

 追分には追分機関区が立地し、重量級の石炭列車が多く運行されていました。鉄道の運転拠点としての使命は2005(平成17)年に終え、現在はJR室蘭本線と石勝線の接続駅として一部の特急列車が停車するものの、利用客は1日あたり250人前後と、往年の繁栄を偲ぶよすがもありません。

 しかし、鉄道とともに歩んできた地元民の愛着は強く、駅から徒歩20分ほどの場所にある安平町鉄道資料館にはD51形蒸気機関車の320号機や、特急「おおぞら」などに使われたキハ183系ディーゼルカーが保存されているほか、各種資料も展示されています。

大宮(埼玉県さいたま市)

 大宮は東北・上信越方面へのジャンクションとして、また都心への通勤エリアとして栄えていますが、かつては大宮機関区、国鉄大宮工場を擁していました。現在も大宮駅からニューシャトルに乗車すると、眼下に大規模な工場群を見下ろすことができます。

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大宮総合車両センターと鉄道博物館は線路でつながっており、展示車両の搬入も車両センター経由で行われる(2015年4月、児山 計撮影)。

 現在のJR東北本線と高崎線が開業した当時は大宮に駅はなく、県庁も浦和(埼玉県さいたま市)に置かれたことで、大宮は周囲の発展から取り残されそうになりました。しかし、白井助七という人物が大宮駅の設置を請願、土地の無償提供を表明したばかりでなく機関区の誘致にも尽力しました。

 大宮には現在も、大宮車両センターや鉄道博物館など鉄道に関する施設が多くあり、「鉄道の町」としての風格を漂わせています。

【地図】国鉄が認定した全国「鉄道の町」12か所

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