自衛隊 新型肺炎が日本で広がった場合 どこまでできるのか? 中国では事実上の街封鎖

映画などフィクションにおいては、危険な病原菌が蔓延した街を軍が封鎖し、出ていこうとする住民に対して発砲する、といった描写が見られます。実際、そうした病原菌が蔓延したとして、自衛隊は何をどこまでできるのでしょうか。

新型肺炎蔓延で武漢を封鎖

 2020年1月28日現在、中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大により、中国湖北省東部の武漢市では大きな混乱が発生しています。このウイルスのさらなる拡大を阻止するために、公共交通機関の運行が停止され、人や物の移動が大幅に制限されることになったためです。武漢市は湖北省の省都で、人口は約1000万人を超える大都市ですが、これほどの大都市が事実上の封鎖状態となっているわけです。

 さらに、湖北省にあるそのほかの複数の都市も、武漢市と同様に公共交通機関の運行が制限されるなど、事実上の封鎖状態に置かれているようです。

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陸上自衛隊のNBC偵察車。放射性物質や化学兵器、生物兵器による汚染状況を調査する(画像:陸上自衛隊)。

 危険なウイルスなどが発生した際に、映画や漫画などでは軍隊が出動し、街を封鎖するという光景がよく描かれます。たとえば、1995(平成7)年に公開された映画『アウトブレイク』では、アメリカの小さな街で感染が拡大したウイルスを封じ込めるために軍隊が出動し、装甲車やヘリコプターといった重装備によって街がまるまる封鎖されてしまいます。

 では、もし日本でも同様の事態が発生したときに、こうした作品と同じように自衛隊も街を封鎖するようなことができるのでしょうか。

【写真】街中ではあまり見たくない陸自の「除染装置」

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